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  鑑定人はBARにいる…その1
鑑定人はBARにいる…その1
5年前のある現場

そのお店の漏水事故の立会は営業時間が終了してから来て欲しいとの
打診があった。
 そのお店の営業時間は午後8時〜午前3時までである。

 小生の毎日の営業時間は午前5時起床〜午後11時就寝である。
時間が合わない。
 しかしながら仕事である。

小生は早起きして午前3時に現場であるBARに赴いた。
やはり、やっぱり、案の定、客が酔って管を巻いている。
 カップルが別れ話で揉めている。
閉店時間を過ぎてるぞと言いたい。

失恋した女性客がマスターと議論している。

 『あのう、店長さんいらっしゃいますか?』

議論中のマスターsaid.
「オーナーから聞いてます。オーナーが来るまでこちらでお待ちください。」

【鑑定人はBARにいる】状態で待った。
どこかの映画のタイトルの如く…

1時間経過して午前4時になり、お店の電話が鳴った。
「はい、○○です。はい、わかりました。お伝えします。」

そう、やはり、やっぱり、案の定、
「お待たせして申し訳ありませんが、明日の3時に来てもらえませんか。
オーナーは用事が出来て本日は来れなくなったそうです。」

その日は諦めて、そのまま会社に出社した。

保険会社の火災新種の担当者に連絡を入れて、至急事案であったが、
契約者がドタキャンしたことを告げた。

 それから、2時間後、保険契約を締結した代理店さんから大クレーム発生。

「オーナーが来なかったからと言って、何も調査せずに鑑定人が帰った。
しかもカウンターで酒を飲んでいた(マスターがウーロン茶らしきものを出しただけ)が
金を払わずに帰った。」

 現場に来ていない代理店さんと契約者が弊社をののしり、火災新種SCにクレームである。

 「ハマベさん、金を払わないのはまずいよ。」査定パーソンsaid.

『誤解ですよ。訪問者に茶を出すという一般社会通念上の常識と思っていました。それに、1時間待たせてドタキャンですよ。』

いかなる理由があっても、無銭飲食は法律上まずいと言われてしまい、
本日2回目の早朝3時の現場に赴いた。

腹が立っていた小生は忍耐力のすべてを行使して、昨日の烏龍茶代金を支払い、また払っていないと言われたくないから、領収証の発行
を依頼した。

因みに烏龍茶1杯+カウンターテーブルチャージで¥2,500取られた。

しかし、金は払ったから問題ないはずだった…

令和2年6月4日


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