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  鑑定人はBARにいる…その3(鮎の塩焼き)
鑑定人はBARにいる…その3(鮎の塩焼き)

その保険会社の取引先の鑑定会社は長崎県には弊社だけであったから
再立会は福岡市の鑑定人が行くことになり、前日から長崎市に宿泊して立会となったらしい。

 2度ある事は3度ある。

 またドタキャンされたらしい。
福岡市から来た鑑定人は2時間待ったがキャンセルの連絡すらなかったらしい。

4回目の立会はまた小生のところに来た。

 こんな仕事は要らないが、保険会社の査定パーソンが困ってまた小生に
言ってきたから仕方が無く対応した。


 やっとオーナーに会えたが、その方はアユ風のおば様であった。

 鮎の塩焼きは鮎に塩をたっぷりかけて焼く魚料理である。

 その女性オーナーはアユ、そう、鮎では無くアユである。
アユのファン、浜崎あゆみのファンであった。

出で立ちは、破れたジーンズ(近年ダメージジーンズというらしい)に金髪、
浜崎あゆみばりのお化粧と描かれた目、スッピンになると多分別人と思える
くらいの45〜50歳くらいの年増の女性であった。

後で聴いたら、当該火災保険の契約をした代理店さんの彼女らしい。

指先の出た黒い皮手袋、爪の色がピンクと黒に塗装されてクリア仕上げ、
腕にはブレスレットというか樋の受け金具調の金属、金色であるが、純金では無くイミテーションと推定される。

 耳には当然、板金いや飾り金物、いや、ピアスというかイヤリングが施されていた。

 昭和38年生まれの小生には破れたジーパンは理解不能である。

 もし、山に登ったりしたら、そこから虫が入ったり、ブヨから刺されて腫れ上がるから、穴の開いたズボンは禁止である。

 お金がないなら、アップリケでもいいから塞いでおくべきものである。

 にもかかわらず、穴の開いた半ズボンを『デニム』と呼称している。

 おいおい、下着が見えているぞと言いたいが、下着を破れた隙間から
見せるというファッションらしい。

開いた口が塞がらない。

こんな女に2日連続ドタキャンをされた小生である。…続く

 令和2年6月5日


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