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  爆発とは何ぞや その1
爆発とは何ぞや その1

爆発の形態はいろいろあるが大きく分けて3種類ある。
鑑定人諸氏は現場で何回も調査鑑定済みで周知の事象であろう。

爆発の定義~『大きな圧力の変化』が『瞬間的に』起きる現象を言う。
※諸説あり

1.化学爆発(化学的爆発)
 火薬や燃料が熱や衝撃により瞬間に燃えたり、化学反応で発生した
気体の急激な膨張を伴うもの。 

※気体の急激な膨張というところが大切。
2.水蒸気爆発
 電気炉内に流入した水が高熱に因り急激に気化し炉壁が破壊される
場合の様な水蒸気の急激な膨張を伴うもの。
3.物理爆発
 ボイラーの圧力が限界を超えたり、火山で地下のガス圧力が高まったりして起きる様な圧縮した気体や水蒸気の圧力などによるもの。

 ちなみに凍結で水道管が破損することは液体の凍結による膨張であり破断であり、爆発では無く破裂でもない。
爆発の定義から外れている。

 この中で化学爆発は皆さまよくご存じで経験済みの現場であろう。
 
 化学爆発は「大量の反応」が「同時に起きる」ことで発生する。
瞬間的な圧力の変化で、大量の可燃物がいっぺんに燃える現象で、
燃え易い条件がそろった時に起きる場合が多い。

 炭鉱で炭塵爆発という現象がある。空気中に大量の石炭の粒がまん延すると電球が割れてフィラメントの燃焼等で瞬間的に、爆発的に燃え上がる。
粉塵爆発とも言う。
 このような非常に急激な圧力変化では、圧力が広がる速度
が音速を超えることがある。

 穀粉工場や縫製工場でも粉塵爆発の調査は経験したが、現地でなんで?どうして?とびっくりした記憶がある。

 バイクの整備中、キャブレターからオーバーフローしたガソリンに引火してバイクが燃え、火傷した事がある。
 ガソリンに火をつけると瞬時に燃えるが爆発はしない。
 冒頭述べた様にそこには『大きな圧力の変化』が『瞬間的に』起きないといけない。

 危険なので実験しない様に…
令和7年4月17日


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