風災などの20万円フランチャイズ
It would happen this way(多分こうなるだろう)
小生の好きな言葉で映画のワンシーンである。
次の事象の予想である。
損害額の算定をぎりぎり\199,000でNC(ノークレイム)と算定して代理店さんや 契約者に提示する御仁が未だに存在する。 いろいろな意見もあり、言い分もあるであろう。 しかしながら、業者見積書は三者三様であり、A業者,B業者,C業者で 見積金額はまず一致しない。
その中で合理性や妥当性を鑑み算定するのであれば、 一例として A社の\270,000の見積書を削って\199,000にする等有り得ない。 同じ㎡数や同じ修理範囲でB社が\320,000で提出されても\199,000 にして無責にして保険金を支払えない様にするのであろうか?
この議論は風災が担保になった昭和58年くらいで 今から40年前によく議論された内容である。
許容範囲を考えて鑑定、査定しましょう。
\100,000の損害を\200,000認定しろと言っているのではない。
\199,000で無責にするなと言っている。 そして揉めたら違う鑑定人に再立会させるなど無意味であるが、 悲しいかな今はこれがスタンダードである。
鑑定人は責任がある。
ゲーム感覚で数字を出してはいけない。
『多分、こうなるだろう』とわかるはず。
\199,000で無責ですと伝えて納得する人がいる訳がない。
『保険会社、出てこーい。』となる。 予想通りである。
一日4箱(80本)煙草を吸っていたら肺癌になる予測が典型的な例である。
例外的に煙草を一回も吸った事が無かった母親が19年前に肺癌で亡くなった。 喫煙と肺癌の因果関係を言うつもりは無い。
修理範囲,復旧範囲が同じであれば、単価の問題であり、単価の 高い安いは主観である。
相場をよく考えて結論を出して欲しいものである。 \199,000で無責としたら揉めたから その火消しに『ハマベさんが現場に行ってよく説明して無責で協定してきてください。』の依頼にはびっくりする。
数字を出した御仁が現場に再立会すべきと思う。
残念な事に近年2番目の鑑定人として現場に行く依頼が多すぎる。
令和7年5月29日
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