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  歪んだカーポート その2
歪んだカーポート その2

課長代理の言動は本店から応援に来て出世の為に対策本部での存在感
のアピールに見えた。
他社の鑑定人を対策本部の大衆の面前で断罪する事が
『辛口の課長代理』と言われて、そこにいた現地の上席に対する
評価アップが狙いと思われた。

 中小零細企業であるが、会社経営者の小生から見ると哀れな御仁に
しか映らなかった。

当時51歳の小生、30歳代の若者にちょっとだけ抵抗した。

I said『御社がそのお考えであれば勝手に修正頂いて大丈夫ですよ。
被保険者の不当利得はいけないと思って一つの案を説明しただけ
でご自由になさって頂いて結構ですよ。指示には従いますけど、対策本部という大衆(派遣社員も含め60人程が居た)の
面前で他社の鑑定人に命令口調はよろしくないですよ。
もしもあなたが上(出世)を目指したいなら…』


なぜかKDの暴言に腹が立たなかった。

51年も生きていればどの様な御仁が出世するかはその行動,言動で判断出来る。
現在62歳の小生、九州弁で言うと『つまらんやりとり』である。

ここで事件は発生。
 
 新入社員said『ハマベ鑑定人の考え方が正しいと思います。
 車両の衝突で変形していて事故報告して無責になったカーポート
 が修理もせずに雪災で全損になり全額支払うのはおかしいです。』
 
 怖いもの知らずの新入社員である。
課長代理(上司)に面と向かって主張する。
…でも将来有望な大志を持った査定パーソンと思った。
…信じられないかもしれないが、この新人は○○大学卒業の女性である。

He said『歪んだカーポートは全額払えないって約款のどこに書いてある?
    保険会社が不払いなんて言われてる時代におかしいだろ。
    だいたい、新人の分際で何だ。
    そしてワタナベさんさぁ、現場でちゃんと教えとけよ。
    こっちは忙しい中、応援に来てやってんだから…』

…ちなみに小生も応援で九州から来た鑑定人である。
これで九州に帰って家族に会えると判断して言い返す。

I said『鑑定人は保険会社の新人を指導しないといけないと言う義務も
 法律もないですよ。
 御社の損害調査部長の指示に従って協力しただけで、
 特別に何か報酬がある訳でもないですよ。
 ボランティアですよ。』

 ちなみにあまり金を持ってない大学出たての新入社員にランチをおごってやった小生。
 
 課長代理は応援社員であり、決裁権は無く、当該事案は現地の査定担当に変身し、決裁権は火災新種課長となった。ところで、歪んだ、凹んでいたカーポートの損害を全額払うべきなのかという議論は消えていた。
 
 本件のやりとりは 令和の時代、パワハラと言われる行為であろう。

令和7年6月22日


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