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  台本の無いトーク
台本の無いトーク

 バイク仲間の友人とウッドラフキー(半月キー)の折損についてオフロード場で
議論する。
日本車はならないが外車(ヨーロッパ産のバイク)はキーが飛ぶ事がある。

 国産バイクではまずならないとかナットを緩めたらフライホイルがゴロンと落ちてきたとか…
 ウッドラフキー(半月キー)が飛んでいるエンジンが空回りしているとか…
…など、そう、男の会話である。

 組付ける時にヤスリをかけて、ペーパーで磨いて、最後はコンパウンドで磨いて組付ける等、そう、やっぱり、男としての会話である。

 保険業界の諸問題や約款解釈や有無責の判断等、時々理論ばかりで
物理的では無く、形のない話し合いである。

 当該事象の如く男の所有物であるバイクという車両改善に向けての結論ありきの議論は必ず解決する事象である。

 すばらしい。

 行きつけのスナックに行く。
 年配の年上のママと話す。

 カウンターに座り、政治問題や年金問題について議論する。
そのご婦人と出会ったのは約20年前であり、その頃は
お互いに消費税の話や法人住民税の議論であった。
 
 もう少ししたら、自分の葬式の話や墓の問題、年金の諸問題に変身するであろうと思っていた。
 
 揉めている保険金の支払い内容について査定パーソンと共に
話し合いに行く前には
 執拗な明細のチェックや計算ミスが無いか電卓を
叩いて、更に相手から何を言われるかまたどの様な主張をするのか
ある程度予想して資料を揃える。
 はっきり言って面倒くさい。
 
 長崎市の思案橋や銅座においてはそのような事前準備は必要なく
なんて気楽なものであろうか。
 しかし唯一の欠陥があり、安価な店であるが、金銭的な負担が生じる事は仕方が無い。
 一般に言うと飲代が掛かる。
 
 しかし接客業は客に文句を言わない。
 
 顧客である小生を非難する事もなければ、賠償金をもっと支払えなどと言わない。
 
 小生寄りに議論を重ねる経営者の姿は立派であり、またボトルを入れてしまう。
 騙されているかもしれない。

 この20年間でこの店にいくら金を落としてきたのであろうか?

 しかしこの飲代は 生きた金であるであろうと納得する。
 
 そのママはそのままでは無く、76歳にして今年年末、閉店すると言う。
 
 キープボトルの所有権については過去に述べた。
 
 そう、ある意味 鑑定人という職業は毎日違う現場と違う人々との
台本の無いトークかもしれない。
 
 令和7年9月29日


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