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  アパート保険金詐取事件 その2
アパート保険金詐取事件 その2

鑑定人は念入りに調査鑑定、台風との因果関係等調べても、調べても
答えは放置プレイに因る老朽化した建物でしかなかった。

…これ、保険金不正請求じゃん。

 賃借人に世間話を持ち掛ける。
 
 大東亜戦争の話から当該建物の損害が昨年の被害か等…

…やっぱり毎日ほぼ出かけない高齢の暇な賃借人はよく教えてくれる。

 今の英雄さんのお父さんが中古物件で二束三文で買って、解体して
この土地を造成して巨大なマンションを新築する予定で立ち退きを迫られた
ことや、バブル崩壊後、すべての話が無くなってしまい、立ち退き料も
もらえず、未だにここに住んでいることetc…
 
 鉄骨の外階段が腐食して落下して、大家である契約者にお願いしても
全く相手にされなかったこと…
 
 この建物は山影であり、昨年の台風の被害はある訳無い等…

 リサーチ会社は契約者である有限会社シラサギ不動産(仮称)と法人となっている事から法人の調査、経営状況、法人税の納付確認、自宅は会社の社長室(応接室)となっている事を掴んだ。
 
 経営状況は最悪、税金の督促,借金の督促状が郵便箱から漏れている。

時を同じくして保険会社は3回目の保険料滞納(口座振替え不能)を
確認して当該保険の失効を通達した。
 
英雄は怒る、怒る。

なぜなら、台風の事故自体は保険に加入して1ヶ月後であり、その時は
保険料を入金できていた(口座振替で来ていた)との主張で保険の失効を
認めない。

 そもそも、保険に新規加入して1ヶ月での接近事故で、かつ事故報告は

半年後、しかも請求内容はアパートの全面遣り替えで10,000,000円の請求。

突っ込みどころ満載の事案である。

英雄は考えた。

消費者センターに相談に行けば不払いで保険会社から10,000,000円取れる。
…と思い窓口を訪ねた。

長崎県消費者センターも長崎市消費者センターも法人の相談は受付けられないのである。

  闇金からお金を借りて弁護士事務所に相談に行った。

弁護士からこのご依頼であれば保険会社から10,000,000円の支払いを求める訴訟となるから、まず着手金として1割の1,000,000円納付して下さいと言われる。

闇金にまた1,000,000円借りて訴訟を起こした。

裁判所で1ヶ月に1回の口頭弁論で、はい、次は来月で…とのこの論調に
英雄は待てなかった。

 弁護士と相談の上、和解することとして、訴えを取り下げた。

 保険会社に頼むから保険金をくれとお願いした。

 保険会社を訴えといて、弁護士の費用が払えなくなり、取り下げと言う事は保険会社は容易に把握していた。
 
そしてこの保険は復旧義務が課せられている保険であった為、修理をしないと保険金は払えないとも言われた。
 
結局、失効した保険でかつ事故日も捏造、損害も捏造、肝心の保険料滞納で勝ち目が無かった。
 
そして本件は終了した。

 唯一の財産である古い外車も闇金に取られてしまい、事務所で次の作戦を練る日々が続いた。

…続く
令和7年10月2日


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