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  借金を申し込む人の特徴 モラルリスク火災
借金を申し込む人の特徴 モラルリスク火災

小規模事業者の代表である小生に借金を申し込む人が存在する。
1.法人の経営者の場合

He said『今仕事が順調である。受注が増えててんてこ舞いである。
   土日も休めず働いている。嬉しい悲鳴の需要である。
    ただ、運転資金が必要で、明日にでも50万(¥500,000)貸して欲  
   しい。
    来月末、取引先から入金があるからその時に返す。』

…このパターンが多い。
 入金等ある訳無い。
 そもそも金の相談は銀行に行って欲しい。
 最悪カードローンでも用立てできる金額である。
 
 普段は小生を『ハマベ君』と呼ぶ年上の御仁が『社長』と呼んで来る。

 心配ご無用、この手のお願いはきっぱり断りましょう。
 
 銀行でもカードローンでも用立てできない状態なのである。

 小生が貸してその金が返って来る訳も無い。

 そして、お断りしてもその御仁は違うところに借金を申し込みに行くだけなのである。
 気にせずOK。

 過去に親しい経営者の友人(高校時代の親友)に30万円貸した事があるが返金ないまま1年後に裁判所から破産宣告の書類が届いた。

 債務者として各所に6,000万円程の負債があり破産に至っていた。

 法的には問題無いこととして処理されるが友人に借りたのにもかかわらず道義的責任を感じて無く、25年経っても返金が無い(借用書は書かせたし、今もある。)し、音信不通で行方不明。

 何が言いたいのかというと、この様な人物は火災保険の不正請求をし易いという事を言いたい。(弊社統計)
 
 抵当権設定を打たれた自宅は質権設定もあり住宅ローンもあるが、保険金を目当にして自放火するのである。
 
 そしてその経営者は従業員に給料を払う為にこのモラルリスク行為に走って しまう。
 ある意味真面目で社員に優しいのに他方で不正行為に走るのである。

 弊社では自放火事案はその殆どを調査により、出火原因を特定してかつ法務局にて不動産の履歴を調査して放火の疑義を探り当てる。

 リサーチ会社の仕事の前に、鑑定人が現場の切り込み隊長につき頑張るしかない。
 
 火元を探して、その出火原因を推定する。

 近年、この行為は事故原因の深堀りにつき不要と言われる。

 我々鑑定人は保険価額と損害額の算定が仕事であるのだからという事らしい。

 火災の専門リサーチ会社に任せるという事が正攻法との由。

 我々は黒子であり決して主役ではないから保険会社のサポートにつくべきと協力する。

 保険会社が弊社作成の平面図(焼落した建物を基礎,土台,柱から拾上げ作成)をリサーチ会社に無償で提供し、そのリサーチ会社に現地説明の為に弊社を再立会させるのは違うと思う今日この頃…
 
 火災現場の調査専門を名乗るなら自社で図面を作成して欲しいものである。

令和7年12月8日


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