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名刺を渡す責任と意味
名刺は小生の氏名と弊社の住所,連絡先,立場を示すために契約者や被害者,関係者に渡すカードである。
初対面の契約者や被害者に挨拶と自己紹介の一環として手渡すビジネスマナーである。
我々が契約者と初めて会う為、契約者との会話にギクシャクしてしまう。
その回避の為、関係者である保険を募集した代理店さんにお越し頂くのは大変助かる。 しかし、近年、その補助も無く弊社単独立会となる為、名刺は弊社の 所属と案内の為には必要不可欠であり、名刺入れだけでは名刺を切らすと言うリスク回避の為、100枚入りの名刺ボックスを鞄にいれいている。
名刺の沿革
名刺のサイズが若干小型のそれは女性用として、特に水商売の女性 は四隅を丸く処理したものが用いられていた。 印刷工場の長男として(跡は継がず次男が経営)、名刺の発祥の経緯, 沿革、こだわりについてはいっぱい喋る事ができる。
女性用の小型の名刺は殿方との差別であり、殿方と同じサイズでないといけない…なんて言う人々には提言する。
これは区別であり、昭和の時代の慣習の名残である。
トイレが男女分かれていつ様に名刺の形状も違うのである。
活版印刷で刷られた名刺は雨に濡れても、海に落としても、字が流れず、紙に食い込んでいる。 現在は活版印刷は死語であり、専用のプリンターで名刺が作成されている。
一見綺麗に見えるその名刺もその殆どが『パチ物』であり、インクが紙に食い込んではいない。 うっかり洗濯すると洗濯機の藻屑と化す。
名刺に写真添付は営業職には向いているがそれ以外は必要ない。
保険業界の黒子的な存在の鑑定人は顔写真を名刺に載せたり出来ない。
事故処理や保険金の手続きが終了したら、お互いに二度と会わない、 また会わなくていい人物である。
故に、顔写真等不要、顔を忘れて欲しい場合が多々ある。
保険金の支払い予定日の確認の為、弊社の名刺を見て電話して来る 一般人が絶えない。 保険会社に直接聞いて下さいとお応えするしかない。
うっかり、保険会社に聴取して支払い予定日を聞いて折り返します というサービス的な行動は墓穴を掘ること間違いない事は若手鑑定人もよくご存じと思う。
令和7年12月17日
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