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屋根に登って損害調査すると 和瓦の廻りをコーキングを打った屋根の現場がよく見かける。
大変申し訳ないが、なんて馬鹿な施工をするのであろうか?
元々瓦に防水性は無く、下地のアスファルトルーフィングで雨漏りをしない様に してあるのである。
瓦にコーキング打つなら、ルーフィングと瓦棧を替えろと思う。
本棟と降り棟の漆喰を含めて遣り替えなさいと言いたくなる。
瓦は海でも使えるダイバーズウォッチでは無い。
日常生活用防水の時計と同じ性能と言うとわかり易いであろう。
ちなみに某〇EIKOのダイバーズウォッチを愛用しているが、温泉の中でもプールでも過去に述べた様に誤って洗濯機で洗濯しても何ら影響なく時を刻む。
〇レックスの時計も防水性は高いが残念ながら、13年前、娘の大学の入学金 捻出の為に質屋に消えた。
そう、瓦葺は日常生活用防水である。
そして雨ざらし日ざらしである。
メンテナンスは必要であるが、コーキングは駄目である。
なぜ雨漏りしたのか?それは下地が痛んでいるからである。
そして、保険業界で一番嫌われる吹込み損害の可能性が高いのである。
そもそも破損の無い瓦をコーキングで固定して隙間を埋めて何の解決にもなっていない。
屋根のコーキングを打つ業者は昭和の時代から居たが、
『ラバーロック工法』という名称で正当化して施主をだまして金を取る。
残念な事は施工している業者の従業員がその事を知らずに真面目に コーキングを打設している姿である。
建築の構造を学ばず、目先のDIY状態の手直しの方法である。
ラバーロック工法とは上下両隣の瓦同士の隙間にコーキング材を打ち固める工法 である。
この事が瓦の内側に湿気を溜まり易くするという愚かな工法である。
人間の鼻の穴を塞ぐ様なものである。
本来、瓦屋根の内側に溜まってしまった湿気などは晴れて乾燥した日に外部に向かって排出されていくように施工している。
すべて埋めてしまうと湿気や水分が排出できなくなるために瓦の内側に雨水が溜まってしまう。
屋根の内部に湿気が溜まると野地板,母屋,垂木等小屋組の木材が腐食し易くなる。
そして長崎県ではイエシロアリが発生し軸組等の木材が食害される。
当然、雨漏りが発生するなどのトラブルが起きる。
更に風災等の飛来物で瓦が割れ損したり、ズレたりした際、既存の瓦を再利用出来ない。
所謂差替え作業にも支障がある。
極論、ある程度の面積の遣り替えが必要となってしまう。
屋根のコーキングの施工はやめましょう。
令和8年1月4日
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