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ブロック塀の下端
ブロック塀の基礎工事の話である。 建築基準法等を除外して損害保険は原状復旧であるから 破損があれば元々の既存の状態に戻す事が大切である。 長崎県における一般的なブロック塀の基礎は『カキ板』と呼ばれる鍬で 地盤である土壌を掘り、そこにコンクリートを流し込むかモルタルを舟(プラスティック性 の砂とセメントと水を混ぜるボックス)でこねてスコップやシャベルで流し込む。
左官の○○ちゃん曰く『雨の日は外廻りの工事が出来んけん、和室の聚楽壁を塗る。タイミングが合わん時は休みになる。もうからんねぇ~』
左官の○○ちゃんに水セメント比を質問すると、
『そげんとあるとやろうけど、俺たちは勘でまぜる。その日の天候や湿度にもよるし、16歳から20年も毎日左官をしてるとわかる。 砕石屋が混ぜたきた砂とセメントとかドライモルタルとかあるばってん、結局現場でポルトランドセメントを足したり、砂をもっと入れたり調整する。』 小生の知る限り、長崎県のブロック塀の基礎は骨材である砕石がもったいないせいかモルタルが多い為、左官の○○ちゃんに質問すると1段目の座りが悪いから砕石は入れないとのたまう。 長さが10mくらいの6段積みのブロック塀であればそれで事足りる。
型枠を組んでコンクリートを流し込んで養生して然るべく組積工事でブロックを 積んでいくことなどしない。
基礎の強度にそれほど影響がないのと工期の問題である。
バットレス(控えCB)を入れるならまず地震等でも倒壊しにくい。
更に4mの異形鉄筋φ10を入れる為、まず大丈夫。
経験上、地震の際は震度5強以上になるとどのCB塀も倒壊する場合が多い。
横揺れはまだいいが、直下型の縦揺れは母屋自体も全損に至る程の損害となる為、ブロック塀の損害は無視されてOK.
ちなみに、地震保険においては軸組,基礎,屋根,外壁の主要構造部の損害で判定する為、ブロック塀の倒壊はカウントしない。
※この事象は現場で揉める。
保険証券に門塀物置車庫含むになっているだろうとのご主張が多い。
まあ、CB塀が倒壊した現場では母屋にまず損害がある事が多い為、 一部損には到達するのであるが、たまに、緑色の素敵な大谷石の塀とかだとその高額さゆえに実損害の金額に足りない為、大クレームが多い。
そもそもCB塀に強度を求める事が誤りであり、ただの境界線であり、 テリトリーの表示である。
生垣と用途はほぼ同じである。
令和8年1月19日
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