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ブロック塀の3つの穴に充填コンクリートは詰めません。
オフロードバイクの場合、その重心位置が大切であり、クランクケースあたりに重心が来る様に設計してある。 トライアル等ではバランスが重要でバネ下加重の軽量化のみならず、重心位置が ライディングにかなり影響を及ぼす。
実はオートバイネタでは無い。
ブロック塀の重心位置、軽量化、バランスについての例えである。
これを記載する事は建築業界の闇かもしれないが、事故現場の人間の 実体験から記述する。 文献を読んだり、建築工学,土木工学を勉強すると CBの穴に充填コンクリートという名称でコンクリを詰めることを学習する。
さあ、これで強度が上がって地震にも大丈夫…って訳ない。
経験上、CB塀の強度は横筋,縦筋でもっている。
材料力学の知識でコンクリは圧縮、鉄筋は引張に強い。
それはそうだが、鉄筋コンクリートの話であり、ブロック塀(CB塀)では無い。
事故現場でブロック塀の倒壊をよく見るが、3つの穴にコンクリートやモルタル が入っている事は無かった。
理論上、入れないといけないはずであるが、過去に述べた様に その穴に異物(建築廃材等)がたくさん入っていた事はあるが、純粋に 施工の為、そして強度保持の為に入っていたことはまだ経験していない。
まか不思議なことである。
顧客(施主)は組積完成後にそこに空洞があるかどうかはわからない。
一方でその空洞にモルタルを入れた場合、乾燥に時間が掛かって工期が伸びる。
そしてその分自重が増えて地震や振動で倒れ易くなる。
軽量化の足を引っ張っている。
以前述べた様に、下端では無く、きっちりとコンクリート基礎を設置しないと意味が無い。
そう、それが重心位置の議論である。
頭でっかちで重心位置が上部になることはよくない。
地震に対する強度のみ心配なら型枠組んでコンクリート擁壁にすべきである。
まあ、後は増大する費用の問題とのからみである。
これをコスト意識というのか費用対効果というのかは施主次第である。
たかがブロック塀、されどブロック塀である。
令和8年3月5日
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