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  真実とは(真実2)
事故の仕事をしていると、時々というより、よく嘘をつく人に出会う。
事故を客観的に見て、調査すると、類似の事故であれば、ある程度の法則性が存在する。今回このパターンかという様な部分である。尊敬する先輩鑑定人がお年を召されて、経営者になり、火災現場から離れた時、小生に向かってこう述べた。『最近(数年)現場に行ってなかったから、この前久しぶりに現場に行ったが、勘が狂う』。きっと現場の勘である。その人が言いたかったのは深い意味があると考えるが、自放火の可能性の発見や、現場調査の効率が悪かったのか、また図面を書く上でモジュールの取り方の目の狂いなのかわからないが、鑑定人を続けていると言葉では表現不可能な納得を得る。
 焼けた商品が死蔵品(デッドストック)であるにもかかわらず、最近仕入れたと主張する人もいらっしゃる。仕入れ伝票は有るかと聞くと焼けてしまい存在しないと答えが返って来る。こんなことは日常茶飯事であるから我々鑑定人は人間を信用できなくなる。金が絡むと人は嘘をつく。嘘は会話の中でその整合性が取れないから、すぐわかる。ましてや我々はほぼ毎日、初対面の被災者と面談しているのである。騙されたふりをするが、小生は騙せない。真実は必ずそこにあるし、最後はすべてバレルのである。
 人の心は正直である。口から出る言葉に“偽り”はあるが、心の中で“偽り”は考えていない。相手の考えを主観でとらえるのは相手が身内であったり、好意を持っている場合のみで、損害調査の場合、初対面の被災者に主観で観察はしない。恥ずかしながら女性に騙されることは経験しているが、その女性を主観で見てしまい、客観的に観察しなかったからに相違無い。
 小生にも家族はいるが、客観的には見ていない。主観のみで判断し、まず、99%信用してしまっているからかもしれない。
 近年、『虚言癖』の人と出会う様になった。この様な被災者が一番厄介である。
この様な人は嘘が真実になってしまい、嘘を事実と思い込む。被害妄想でも無く、淡々と嘘を供述し、真顔である。人の表情を読む自信があっさり、崩れる。こちらの考える適正な損害額と言う数字をご了承頂くのに、手段を選ばず、説明し、誘導することに近い方法しかないと考える。自分は人間として正直に生きていない様な気がする。腹を割って人と話をできない自分は生きていくコツと要領だけ覚えてしまい、最低かもしれないと悩む。そう言いながらも客観的に自分を判断して、心のどこかに許容範囲を残し、いっぱいいっぱいにしない。真実は、またそれを知る為に極めることは中国の故事である『不射の射』を理解しないといけないのかもしれない。             平成22年1月9日


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