長崎の火災鑑定会社 長崎火災鑑定工業有限会社
長崎火災鑑定工業有限会社プライバシーポリシー会社案内

トップページ

業務案内

鑑定人とは

邯鄲の夢

会社案内

個人情報取り扱い

お問い合わせはこちら
会社案内

  年を取った
小生は47歳である。実母も4年前に既に他界し、立派な中年である。
小生の年齢を考えると当たり前かもしれない。肩が痛いと病院に行ったら、『五十肩』と言われ、整形外科の先生に『私はまだ47歳であり、四十肩です』と主張する。誠に見苦しい。
鑑定の仕事で24年メシを食わせて頂いている。関係者皆様に感謝しないといけないと日々考える様になった。日ごろから体を鍛えているから、体力的にはまだ20代の自身はあるが、お取引先の担当者が自分の年齢を下回る様になると、やっぱり年を取ったのかなと寂しく思う。事故の現場に赴くと、24年経過しても、いつも新鮮であり、初心に帰る。
 やはり過去の事例にとらわれずに、現場は初めての気持ちの大切さを感じる。保険業界がずいぶん変化し、約款の内容がかなり刷新されてしまった。約款を興味深く熟読するが、被保険者にわかり易く工夫の跡が偲ばれる。
 過去の現場での被災した被保険者に対して、約款上の質問を受けた時に、小生の説明がわかり易かったのかと反省する。
 我々鑑定人は現場調査と事故原因,事故状況,事故の責任の所在,法律上の賠償問題等も調査する。口で言うのは簡単で、誰でもできそうであるが、現場は雨も降れば、風も吹く、外国人もいれば、聞く耳をお持ちでない方もいらっしゃる。仕事を選ぶことはできない。特に賠償責任保険での立会調査になると、加害者の代わりに罵声を浴びることも日常茶飯事である。小生の済む長崎市ではプライベートで繁華街で買い物中、被害者とバッタリ会うことも珍しくない。できるだけ、二度と会いたくないと考えた人によく再会する。冷静に思慮すれば、ただの偶然であるが、同じ地域に住んでいる以上、同じ人に会う確率が高くなるのは統計学的には当たり前である。主観や価値観の相違からのトラブルで、もめてしまうことは仕方ないことかもしれないが、話し合いの後、決着し、保険金の手続きが済んだら二度と会いたくないと思うのは小生の若気の至りと考えていたが、47歳の現在でもそう考えるから、若気の至りでは無いであろう。
 被災者や被害者との面談、話し合いで、当然相手は法人であれば、経営者であったり、建物所有者であることが多く、小生よりも御年配の方々が多い。社会一般には小生はまだまだ、若造と言われるのだろう。
政治家の年齢を例えればますます、人生経験が少ない。しかしながら、高齢化社会において、若い世代、20歳代,30歳代が貴重な人材であることは言うまでも無く、大手の一流企業では50歳で定年としている企業もある。年金が貰えるまでの15年はどうやって暮らすのかと人ごとには思えない。もし小生がその会社の社員であったなら、後3年で定年退職となる。鑑定人はいったい何歳まで続けられるのであろうか?と考える。日々、研鑽、勉強だと事案を真剣にやっているが、まだまだ鑑定人を極めていないと努力しているが、若い世代の新しい考え方も吸収していかないといけない。
 我々、昭和38年世代は電話が各世帯にすべてある現在と異なり、幼少時はそれはそれは日本は敗戦国として、日本は貧乏であった。牛肉を口にすることなど無く、鯨を食べていた。当時は鯨は庶民の食肉であった。動物愛護団体に叱られるかもしれないが、過去の事実である。
小学生の高学年になって初めて自宅にカラーテレビが来た。白黒テレビやカラーテレビは現在、死語であろう。平成4年、携帯電話を始めて所持した時でも、当時は140,000円程で高価で、重く、バッテリーはすぐきれるし、メール機能すらなかった。世の中便利になったものである。
 しかし昭和時代の現場と平成22年の火災現場となんら変化が無い。現場までは足を使い歩き、図面は手書きで方眼紙に鉛筆で記載する。カメラはデジカメに変身したものの、長さを測るのはメジャーという原始的な方法しかない。雨が降ると、画板がぐしゃぐしゃになり、鉛筆が載らず、ボールペンで記載するが、紙が破れる。現場調査時の雨は本当に嫌いだ。雨が降る時は低気圧の影響で風が吹く、そうなると傘もさせない。カッパで体を守れても、画板が守れず、苦労する。
 そんな雨も自宅の部屋から雨を見ると、それも一つの景色であって、『雨など降るもおかし』で風流である。雨を眺めて過ごすために先人は縁側を考え、お創りなさったと考える。今の日本でその建物の構造から、縁側でスイカを食べて種を飛ばして遊ぶこともないであろう。
 例外的な建物を除外すれば、木造の在来軸組工法の建物の耐用年数は45年との考えがある。小生が木造であるなら、既に耐用年数を越え、最終残価であり、小生の時価額は1,000円程である等と冗談が笑えない。


長崎火災鑑定工業有限会社
〒850-0003 長崎県長崎市片淵5丁目11番1号光コーポ105号