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  焼場
 焼場(やけば)とは火災鎮火後の現場の事であり、火災鑑定人業界では、その事故形態を火災は「焼け」,水漏れ事故は「濡れ」で表現する。
 鑑定人同士で「何の現場に行ったのか?」と質問されると「焼けです」と答える。それで次の会話は無くなるから、「焼け」の持つ言葉の重さがある。
「焼け」だけで、色々な想像がつくから、それでいいのであろう。
 鑑定人業界では「焼け」と聞くだけで、消火注水もあり濡損,汚損も有り、消火活動による破損とあるとすぐ頭に浮ぶ。
 きっと類焼したのであろう。新聞記事から推定するに火元であろう。等々
推定が頭をよぎり、それ以上の会話は無い。
 話は横道にそれるが、23年前、鑑定書の損害額の文面中で、裁判所でよく使用される『推認』という言葉を使ったことがある。この時はある損保の査定担当者から『推認』は造語であり、国語の辞書に無い。だから誤りである、とおしかりを受けた事が有る。しかしながら、現在も裁判所や弁護士の準備書面等、また新聞記事にも推認という言葉が出てくる。おそらく推定して認定したということと考えるが、類推と異なり、やはり新小辞林にも出てこない。
 まあ、小生は小説家では無いから、国語辞典に記載されていない言葉は避けた方が肝要だと考え、現在は意識して推認は使わない。
 最近、テレビで『ほうれんそう』だと聞く。『報告』『連絡』『相談』のことであり、事故や事案についてはこの3原則であると言われる。もちろん、大切なことであることは理解するが、『報告』と『連絡』は手法すら同じでただのゴロ合わせである。覚えやすくしただけのことであり、5W1Hと大差無い。
報告した後、経過連絡は当たり前のことであり、スタンドプレーせずに相談しなさいということは20年前は上司や取引先と密着に打合せをしていたから当然のことである。
残念ながら、我々鑑定人に『ほうれんそう』を説く人達が存在する事は事実であり、我々は保険金協定権限が無く、黒子であり、脇役であるから、その様な一般社会通念上の連絡は当たり前として仕事をしているが、今更言われると少々疑問を感じる。尊敬するイチロー選手にバッティングの指導をする様なものであり、もっとそれ以上のレベルの高い議論をしたいものである。
 我々鑑定人は現場にいった直後、その速報をファックスで報告するが(ウイルスの関係で情報流出の恐れから電子メールは禁止されているところが多い)、連絡や報告を
文章でいれてもその臨場感(被保険者の言い分や被害者の主張)は伝達できない。
一方で、権威有る裁判所でも小生の主張は伝達しにくい。『賢者は歴史に学び、愚者は経験に従う』の通り、自分の知り得た知識の中で主張する人々に施工に関する技術論はあまり理解を得られない。努力して分かり易く文章を作り上げ、
提出しても、忙しいのか、はたまた興味無いのか熟読していない方々が多々いらっしゃる。こちらも逆手にとって反論するが、残念なことに、裁判所では
我々鑑定人の意見は参考としてしか受け取られず、書類のみの臨場感無しの判決が下り易い。誤解を恐れずに述べると、裁判所では保険会社やその関係の鑑定人は不利であることは事実である。合理性のある真実が大切なことであり、正義感による客観性が重要と考えるが、ある弁護士がおっしゃる様に、『真実や事実関係の整合性はあまり重要でない。』確かに、勝訴が目的であって、勝つ為には手段は選ばないというのは仕方無いことであろう。相手を奈落の底に突き落としても、人件を侵害しかねない方法であっても、法律の許す限りの適法で攻めて、勝訴することが一番なのであろう。現実に小生の事務所元社員が攻め込まれている。法人としての責任から小生が対応せざるを得ないが、まあ相手側の無茶な請求には人間性を問いたくなる。
 平成23年1月5日


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