The pen is mightier than the sword.(ペンは剣よりも強し) 等というそらごとの格言がある。まさに空言である。 小生の尊敬する京都大学の藤井聡大先生のいう通りである。世の中には正にそらごとが多すぎる。最近、あまりに多忙でコラムの更新が止まっているとのご指摘を頂き、短時間で作成する。(だって、忙しいんだもん。仕事が多すぎてきついだもん。休みたいよお~と少女漫画の口調で逃げを打ちます。)もともとジョークが好きで、ユーモアと知性に溢れる小生、読者の皆様申し訳ございません。 元来、物事や事故や約款を客観的に、沈着冷静に判断し、熟考を重ね、答えを出さないといけない職業、最近になって、小生はこの仕事に向いてないのではないかと思う様になった。28年この仕事を続けて、最近気づくという愚か者である。 それでは上記格言を正確に分析してみましょう。尊敬する国語の先生には申し訳ないが、本来の意味を逸脱して考慮するとペンで日本刀と戦うことは危険である。それは『間合い』の問題である。小生の愛刀は刃渡りが2尺3寸(約70cm)である。ペンなんて14cmしかない。これで一対一で真剣勝負したら結果はみえている。遠間から日本刀で切りつければよい。戦う前から勝負は見えている。 物事は結果では無く、経過、経緯、勝負に至るまでのプロセス等が大切であるという考え方は好きでは無い。そんなことは単なる敗者の戯言である。正にそらごと、嘘話である。 保険金の支払いの中で、主観の相違で適正払いに納得を得られないケースはよくある。 話し合いの中で、真剣勝負で紳士的に戦うしかない。相手が訴えてくれると非常に助かる。法廷の場で超紳士的、技術的議論ができるからである。 我々には毎日、現場がある。類似した似たような事故現場でも様々な、違った人間模様に遭遇する。そこでドラマができ、いろいろな事を考える。『ネタの枯渇』は有り得ない。小火(ボヤ)の一つとっても同様である。 我々鑑定人には伝統技術の粋があるから、いくらでも経験した現場感をお伝えすれば良い。どんなに威圧的な御仁に遭遇しても『保険は剣よりも強し』である。負けるわけにはいかないのである。冒頭述べた様に『ペンは剣よりも強し』では無く、ペンは剣に勝つわけない。事実を客観的に判断して思慮することで、適正な損害額算定ができる。 蛇足ながら、過去に、暴力団関係の御仁が所有する建物を鑑定調査に赴いた時に、(なんでオレがこんな事案に当るんだよ。依頼した保険会社の担当者はこんな人だと言ってなかったぞ。怖い。と思いながら、、、)現地の若頭風の御仁からお前、よく聴いとけよ。『能ある鷹は爪を隠す』という格言は誤りで『能ある鷹は爪を出す』が正しい。まず、スタイルから恐怖心を相手に刷り込み、こちら有利に物事をもっていくんだ。と御教授を頂いた。別に習わなくても良かった。 平成26年3月25日
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