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  ベランダのFRP防水工法
Today is the first day of the rest of my life.
今日という日は残りの人生の第一歩である。
またまた建築の施工と関係の雨水、いや薄い格言からスタートする。

木造の在来軸組工法のベランダの防水工法として『FRP防水工法』が存在し、現実の現場調査でよく見た。
 東日本大震災で専用住宅のベランダが割れたから見てくれとよく言われた。
確かにFRPのベランダが割れていた。真ん中から割れたり、立ち上がりが割れたり、様々であった。地震保険においては主要構造部では無いから認定外と言う小生の冷たい説明に被保険者は戸惑う。
 木造の在来軸組工法は地震等でよく揺れる。元来、そういう造りである。揺れることでショックを吸収し、倒壊を防止できる。
しかし、震度5強クラスの地震の場合、木造であるが故に、下地木材が微妙に動く。固いFRPに応力が掛り、クラックに至る。
 実務的に言えば、FRP防水工法は継ぎ目がないため防水性が高く、複雑な形状に対応できる施工法である。しかしながら、施工後、硬化するため、地震等の建物の揺れや、その際の木材の下地の動きに追随できないというデメリットは否定できない。

 友人が佐賀県で車両のFRPの部品を製作しているので、FRPが最高であると言いたい。友人の創る車両のパーツは強度があり、美しい。最近は軽いカーボンパーツも手掛け、今流行のドライカーボンまで製作販売している。佐賀県のいや九州のいや日本の物造りの原点を見た。
友人である為、褒めてばかりではまずいので、
工場の命である『金型』は保険の対象外であることを言ってやった。
明記物件として付保しないといけないことを言おうと思ったが、顔が真面目だったので、小生の発言は終了した。
 友人は木造建築用のFRP製造は手掛けてないが、暇ができたら勧めてみたいがユーザーから震度6くらいの地震の時に割れるとクレームが来たらまずいのでやめておこう。
現場を見るに、震度6くらいの地震が来たら、外壁は割れ、基礎はクラックが入り、軸組に損傷が発生し、屋根瓦の棟が落下し、ベランダなどどうでもいい損害になるのであるが、、、、
 小生の実家に釣り用の伝馬船があるが、木造では無く、FRP製である。
幼少時にはプラスチック船と呼んでいた。FRP船は継ぎ目がないため海水に対する防水性が高く、複雑な形状に対応できる施工法である所以である。そもそも、FRPとは硝子繊維強化プラスチックのことであり、機械工学的には
非金属材料である。硝子繊維等の補強材でプラスチックを強化した材料のことで機械的性質を始め、性能が向上する。
 これから先の詳細は大学の機械工学のノートにかなり書き込んでいるが、実務では全く面白くないので割愛する。
ひとつ申し上げたいのはこれからは金属を超えた材料が世の中の主流となるかもしれない。新聞記事でも鉄より強度のある繊維素材が発明されたことは記憶に新しい。
 さて、世の中、メリット,デメリットの諸刃の剣であるから、考えて施工したいものである。ちなみに割損したFRP防水は修理可能であり、金銭的な負担は掛るもののそこまで心配する必要は無い。
 建物は財産であるが、メンテナンスは必要である。
 51歳の小生、今まで生きてきた人生より、残りの人生の方が少ない。
現場体験談を記載して今日という日の残りの人生の第一歩を回想してみ
た。
平成26年7月22日


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