何を隠そう小生は52歳,ブラッドピット,ジョニーデップ,トムクルーズとタメである。 もちろんプラピは小生のことを知らないであろうが、、、、 さて、トムの映画でコラテラルという作品があった。 和訳は『巻き添え』であるが、コラテラルダメージとは本来の和訳は『2次的な損害』である。 保険業界の査定で言うところの直接損害では無く間接損害に当て嵌めたい。 この業界はすぐ英語を使いたがる。損害額はロス(Loss)保険価額はバリュウ(Value) 過去に書いた新旧交換控除はNFO等と短縮形英語を使う。 業界のアンダーライティングと言う言葉はアンダラと略語で隠語的使われ方が通常であったり、日本人はすぐ言葉を短くしたがる習癖があるのかもしれない。 そこで、この損害を『コラダメ』と略すと違う意味になるし、小生のセンスを疑われるから未だに言い出せない。 ちなみに現場の単独立会を過去に鑑定人達は『タンタチ』と呼んでいた。現在は単独立会がその殆んどなので使われなくなった。業界では死語である。 建築業界での大工の助手である大工手元も死語となりつつある。前に述べた電動工具やプレカットのおかげで20代前半で大工さんと呼ばれる職人が多くなった。小生の親友A氏が福岡市で工務店を経営しているが、中学を卒業後、丁稚奉公(でっちぼうこう)で親方に世話になり、こき使われながら衣食住を共にし、月の小遣いを10,000円頂き、8年間修行する。8年経つと、給料がもらえる様になる。今現在、労働基準法により、こんなことは有り得ないが、昭和の時代は現実にそうであった。メシをただで食わせて、技術を教えるのに給料なんてないという普通のことであった。友人A氏は18年間修行をして、1人前になったということで親方から独立開業を薦められ、解雇され独立した。A氏が言うには親方の元に残留という選択肢もあったらしいが、諸先輩達がそうであった様に、独立したとの由であった。 当然、その親方とは親密な関係は現在も続いており、棟上げの時は手伝いに行くという。 死語の説明をする為に、腕のいい職人の話となってしまったが、小生には自慢の大工の友人である。ちなみに長崎では左官の助手を加勢人(かせにん)と呼称していたが、左官工事の需要が少なくなり、これも死語となりつつある。 コラテラルダメージを損害保険業界で使ってみようと考えるが、小生は既人生の残り試合をどう生きていくか日々迷っている。人材を育成する為に、日本の雇用問題に貢献する為に、そして弊社発展の為に、従業員を増やそうとすると、顧問税理士が言うには我国において、人を雇うことは社会保険料や税金の負担が増え、経営が困難になるから 景気が回復するまでじっと我慢する様にとおっしゃる。 いわゆるコラテラルダメージである。人を採用すると、その従業員の生活の安定の為に自助努力で金策に走らなければならない等という娑婆臭い考えであろう。
性格の明るい小生は『いい鑑定をしていい鑑定書を提出してればそれでいいじゃん』と現実に戻り、空を見上げて溜息をつく。
平成27年1月19日
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