コラムについて真面目に記載して来たが、たまには九州長崎県の県民性と 損害保険鑑定業界のその実態について述べる。 たまには機知に富んだジョーク的なコラムもいいかなと考え、記載する。
『バチかぶる』…罰かぶる 保険金の支払額が実際に掛る費用をショートした場合に使われる言葉。 その多くは保険金請求者(被害者を含む)の認識の違いに因るものが多い。 ※「保険で足らん分はオイが罰かぶれっていうことか!」 訳…損害保険で補填される保険金で実際の修理代との差額が出る場合は私が損しろ(負担しろ)ということか!と標準語に訳す。
『オイば誰と思うとっか』…『Do you know me?』俺を誰だと思っているのか? 自分は長崎という地方都市の中でそこそこの権力者である。 にもかかわらず、この保険金の支払い内容は何だ。もっと多く保険金を支払えという隠された意味も秘めている。
『くらすぞ!』…「食らわせるぞ」の標準語がなまったもの 要は「殴るぞ」という意味である。実際には撲ったりすることは無く、 「言うことを聞かないと叩くぞ。だからもっと多くの保険金を支払え。」という隠語である。 実際に手を出してしまうと1円ももらえなくなる可能性から 殴られることは無く、安心して鑑定しても大丈夫である。
『何や、わい1個下やあ~』…何だ、あなたは一歳年下かあ~と訳す。 社会人として、人として敬語を使って接していたけど、あなたは1歳年下 である。ということは私の方が有利である。 今まで丁寧に話していたけど、これからは違うよ。という意味。 もちろんこの発言により、事態が好転することは有り得ない。 このことは全国各地で一致する。
『こん、くそハマベが!!』…この野郎、くそハマベが!!と訳す。 小生の名字はハマベである。そこに二文字つけて小生を馬鹿にして言う発言。 この言葉が出た場合、保険の鑑定額が限りなく0円に近付くという ハイリスクな言葉。
『のぼすんなよ』…標準語で「ふざけるなよ」の意味。 常識の違いにもかかわらず、自分の主張と保険会社の主張が異なる場合に発せられる怒鳴り声。
『だから、もうちょっと出せて言いよるやかね~』 直訳すると「ですから、何度も申し上げている様に、保険金の支払額をもう少し増やして下さいと言っているではありませんか~。」 本音は『俺の言うことを聞けよ。こら!』という意味である。
今回記載した長崎県保険用語集はほんの一部である。 書面にできない程の危険な方言もあるが、一応は損害鑑定の職種という立場の小生である。なにとぞご容赦程賜りたい。 実際の出来事の断片的やり取りを述べた。同業者の鑑定人が長崎県で応援等で仕事される際に方言の知識として活用頂くと幸いである。
平成27年4月13日
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