弊社は長崎県長崎市に所在し、傾斜地に事務所が所在する。 道路(市道)が屋根(陸屋根アスファルト防水)の高さと一致し、屋根が駐車場である。 我が国では一般的ではない。社有車の駐車場は屋根の上である。 当然そこにルーフドレイン(屋根上排水口)が存在する。よくそこが詰まる。 なんとなれば事務所建物横が竹藪である。笹の葉が舞い散り、 『長崎は今日も雨だった~。』の歌詞の通り大雨が降るとルーフドレインに笹の葉が集積し、鳥の羽も混入し、流出困難物である泥,黄砂,塵,砂が拍車を掛け、屋根上の 駐車場がプール状態になる。 一般の建物であれば、パラペット立ち上がり部分から、または塔屋の出入り口の 建具から雨水が侵入する。 ところが、弊社入居の建物は雨水が道路(長崎市道)に流れ、道路脇のグレーチングへ流入し、事なきを得る。 素晴らしい。弊社への漏水は無い。建物を設計施工した建築会社がこの事を事前に考えて施工した訳では無い。断言する。これは斜面に建築された建物であった為、たまたまの事象である。 この様なことを踏まえて、陸屋根のマンションや陸屋根のビルのパラペットにはオーバーフロー対策の水抜き穴を施工すべきである。美観が悪くなるという御仁が存在するが、それをやらないならこまめに屋根上を清掃して行くしか方法が無い。 近年、この様な事象を懸念し、鉄筋コンクリートの建物の屋根を切妻にする建物も 存在するから興味深い。弊社顧問のベテラン1級建築士が言うところの 『建物を設計する場合、その建物の20~30年後のことを想定して設計しないといけない。』である。名言である。自分の考えとして記述したかったが、 『道に聴きて道に説く』は道徳に違反すると考え、同氏を尊敬しつつ、記載した。 住宅を新築する人はその殆んどが30歳くらいであり、家族構成が 変わって行く。子供部屋は将来、不要になる。進学で家を離れ、女性は結婚後、出ていく。夫婦2人になるかもしれない。家族が増えるかもしれない。孫が 同居するかもしれない。2人子供がいれば、子供部屋は内壁では無く間仕切り にしておけば、子供が退去した際、間仕切りを取っ払い、大きな洋間ができる。 離婚した娘が実家に帰ってきた場合はまた間仕切りをすれば良い。etc… 平成27年6月9日
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