長崎の火災鑑定会社 長崎火災鑑定工業有限会社
長崎火災鑑定工業有限会社プライバシーポリシー会社案内

トップページ

業務案内

鑑定人とは

邯鄲の夢

会社案内

個人情報取り扱い

お問い合わせはこちら
会社案内

  水害現場の立会い事情 叱責
(18年前の水災の立会調査)
『あんた達はなんだ! 水がひいてから来やがって!』
水害現場での被保険者の発言である。
水がひいてからからじゃないと現地には行けない。
弊社から現地までは道路を走って車両でないとその現場にはたどり着けない。
ましてや水深1mであっても、現地に行くことは危険である。流されて溺れて大変なことになる。
困った被保険者である。保険会社のサービスセンターに大クレームで
『今、水害で水に浸かっているからすぐ見に来てほしい』との打診が有り、道路の水が引かないとそこまでたどり着けないと説明したにも関わらず、保険会社に出て来いと再三督促が有り、サービスセンターの責任者と一緒にダメ元で出発した。
保険会社から車で1時間程掛る所在地であったが、案の定、有料道路は冠水で通行不能、一般道路は大渋滞、いろんな方法を勘案し、高速道路を使い迂回して、現地に向かう。近くまで行っても、もちろん大渋滞で、国道は泥だらけで汚水まみれであった。

3時間掛けてやっと現地に着いたら、冒頭の様な暴言で叱責を受けた。

小規模な写真店であり、現像機械が冠水し、大変な状況であった。
写真のプリントができず、商売できないとの申し出があり、DPE機械のメーカーにも電話で『すぐ来い』と督促していた。
 調査を進めると、その機械はリース物件であり、目的外であり、他の什器被害の冠水による濡損,汚損の被害確認になった。
しかも店舗総合保険で水害の場合、地盤面から45cm以上の水深被害であっても保険金額の5%払いで、AMT5,000,000×5%で\250,000の支払い確定であった。もちろん、金額提示して納得する訳も無く、その日は散々揉めた。

『迅速対応しない保険会社のくせに、支払内容もおかしい』と言われ、
所長は約款の説明をしていたが、どうしようもなかった。
あげくの果てに、『すぐ、立会対応できなかった保険会社だから、解約の上、対応が悪いことを訴える。』とおっしゃった。

SC所長と一緒に「どうしようもないですね。本日は引き揚げます。お騒がせ致しました。」と丁重に挨拶し、引き揚げた。

後日、リース会社の動産総合保険が同保険会社に付保していることが、わかったが水災不担保契約であり、無責であった。
結局、その店舗は数年後、閉店に至ったが、契約した代理店の社長曰く、「その客は保険金請求は4回目だし、水害で保険金を過去に3回もらっているから、約款の内容は知っているはずだが、毎回揉める御仁である。」との事であった。

 我々、現場の人間はこの程度のクレームは日常茶飯事であり、たいした話では無い。しかし、新人鑑定人の最初の水害現場でこんな言いがかりをつけられたなら、きっと辞めちゃうなあと思う。
 この様なクレームや事故と関係ない保険料の値上がりのクレームは現地に来た鑑定人に言う人々は存在し、そこは鑑定人の仕事とは関係ないが、叱責を受けると少々凹む。

 水深の深刻な被害は理解するが、現地が落ち着いてから、少なくとも、道路事情が改善してからの調査しかできない。
 火災で燃えてる最中に調査しろと言う発言と同じである。
消火活動が終了し、消防署の許可が出てから、損害保険の調査は始まる。
 過去に工場の火災現場で調査中にもう一度火が出て、燃え上がり、消防署がまた来て再消火活動した実体験からも、現場調査は事態が落ち着いてから行うことが肝要である。
平成28年2月4日


長崎火災鑑定工業有限会社
〒850-0003 長崎県長崎市片淵5丁目11番1号光コーポ105号