I’m expendable. (捨石)
御存じの様に、鑑定人は使い捨てカメラと同様,保険業界の捨石である。
今回は私的に、詩的に、現実を述べる。
弊社は大雨の現場にかかわらず、防水カメラを使用している。
経験上、光学ズーム式カメラはニョキッと出るレンズに雨が掛るとまず壊れる。 現場調査中にカメラが壊れると、コンビニエンスストアで使い捨てカメラを調達して早急な再調査が必要となる。
自前のカメラが壊れると、調査が中断し、そういう時に限って 遠方の田舎であったりする。
コンビニで使い捨てカメラを購入する等の応急措置が出来ない苦い経験から 小生は防水カメラを鞄に1台、車中に予備のカメラを1台配備している。
『だって、写真取れなかったら、また同じ場所にいかないといけないじゃん』と思いつつ、良識溢れる御仁で無い場合、また面談しないといけない苦痛を回避したい。
骨折の経験がある小生だから言えること。 骨折は痛い、治るまでに時間が掛かる。 症状が固定してもリハビリに時間がかかる。 社会復帰に日数を要す。 現場で屋根から落ちてケガをしても良くは言われない。
過去に屋根から落下し、鑑定人が死亡したが、保険業界では 鑑定人の自己責任が追及された。
小生は屋根の損害の確認のために、普通に屋根に登るが、落ちてケガしても保険会社のせいにはしない。すなわち自己責任であり、 業務遂行中の単なる事故である。
保険会社サイドも、冷静にその様な見方しかしないであろう。
手に画板,首にカメラを下げ、ペンをポケットに刺し、屋根に登る時は自己責任で細心の注意を払ってほしいものである。
ちなみに現場で、両手をフリーにする為、リュックサックを使用している鑑定人も居る。 さすがである。
そう、答えが出た様に、損害保険登録鑑定人の立場は捨石である。
多忙な日々で技術論文が書けないので、日常の思いを記述してみた。 文章になってない部分はご勘弁を頂きたい。 事実を冷静に受け止めて、現実逃避しない小生であるが、 性格は明るいままでいたいものである。
平成28年6月28日
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