レポート作成のやる気
通常事案を3件廻って、夕方午後7時に事務所に戻り、さあ、速報 そして、協定OKの分の鑑定書作成に直ちに入る。
なんてそんな事はなかなかできない。
猛暑の現場で汗びっしょりになって車を200km運転して帰社して すぐさま、レポートなんて書けるか!が本音であろう。 それが金曜日の夜であれば、明日土曜日、朝から休日出勤してがんばろうになる。すると、悪魔のFAXが届き、明日土曜日、至急、現場立会してほしい。 しかも時間指定で超遠方、おいおい、電話してこちらの都合を確認して依頼しろよとなる。 これが鑑定事務所の実情である。
いつ書くのか?近年ではいつパソコンを打つのか?が正しい。 それでは車中にパソコンを持っていけば、高速道路のパーキングエリアで鑑定書が作成できると考える。しかし、個人情報保護の観点から、データを会社外に持ち出すことは業界で厳しく禁止されている。 もちろん、そんな事をして発覚した場合、小生の鑑定人の人生はそこで終了する。 東日本大震災の時、応援に来られた保険会社の重鎮(昭和の代からの知合い)と深夜に食事した時こうおっしゃった。 『ハマベさん、仕事きつい?どうしたら楽になるか教えてあげよう。 契約確認票をまず、コンビニでコピーする。そしてコピー機に本紙を忘れて帰る。そうすれば自動的に出入り禁止処分となり、この休み無しの忙しさから解放されるよ。』 関西出身のこの御仁は軽いジョークを飛ばしたが、笑えない。 「おいおい、俺の一生どころか、弊社倒産になるだろう。」…と心で思いつつ、苦笑いをして、反論が出来なかった。 この御仁は引退されたから今、こうやって言えることであるが、ジョークにならなかったことが記憶に新しい。 そう、個人情報漏洩の恐れから、事務所や会社以外でのレポート作成の仕事はできない。
前述の様に、鑑定人諸子は会社で夜間にレポートをまとめるしか方法が無い。 いやはや、昭和の時代からまるで解決されないこの事象であるが、 この文章を読んで、きっと納得している人々の顔が思い浮かばれる。
次回はタイタニウム(チタン合金)について述べるつもりでいるが、忙しすぎていつ更新できるのか不明、不確定、優先順位は鑑定書作成であるからご容赦を賜りたい。 平成28年8月14日
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