付保割合条件付実損払特約条項 鉄筋コンクリート造の建物は過去に経験したバックドラフト現象やフラッッシュオーバー現象を除外すると火災で全損に近い損害を受ける可能性は少ない。
保険の目的である建物の時価額全額または再調達価額全額を保険金額としなくても、時価額または再調達価額の一定の割合(30%~80%)で保険金額を設定することを約定して保険金額として、保険金の支払に当り、保険金額を限度として時価損害額または新価損害額が縮小する事無く支払われる。 いやあー、いい内容であると言いたい。
20年程前、代理店研修会で講師として呼ばれて、小冊子を作成して配布して説明した時に、ある保険会社の営業社員から苦情を頂いたことがあった。
『当社としては保険料減額のテクニックを現場の声から案内してもらっては困る。この特約条項は保険契約者にとって余分な保険料の削減は可能であるが、保険料増収からはおかしい提案である。営業社員としては保険料増収の観点からは代理店さんにこの契約は勧めない。保険会社が減益になる。』 うーん、立場が違うと この発言も否定できない。
20years later 近年、保険料削減の為、費用保険金不担保契約や火災保険で免責100,000円等の契約が目立つ様になった。
残存物取片付費用保険金不担保等、復旧見積書から必ず、産業廃棄物処分費用が不担保として除外され、適正な請求であっても、必ずショートする。 火災新種SCの査定パーソンが協定で苦労する。
竜巻損害等で深刻な被害が発生しても、費用保険金不担保で免責500,000円等の契約等、現場に行く前からもめることが予想される。
不景気の中、保険料削減でお客様に安く保険を売ることは評価できるが、上述の手段を取らずに、費用保険金不担保や免責金額を著しく上げることは果たして被保険者にとっていいことであろうか?
事故が発生して、保険金をスムースに支払いして被保険者の生活の安定に寄与するなんていう言葉がただのきれいごとになってしまう可能性を否定できない。 蛇足ながら、外来語となったスムーズ(smooth)という言葉は英語の発音として『スムース』が原音に近い。日本ではSADEをシャーデーと読むし、原音はシャーディーである。 なぜ、英語でグリース(Greece)がギリシャという読み方になったのか未だに理解できていない小生。なぞは深まるばかりである。 いいたい事を比喩的に述べた。 平成28年11月8日
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