類焼先への賠償責任 その1 序章 失火により自宅が全焼し、類焼先への賠償責任 (序章) 火災現場調査の待ち合わせで、25年前から知合いの大手保険代理店の社長に言われた事実である。 『おいハマベ、何だこの車は!もうちょっといい車に乗れ! お前は鑑定人では無く、貧乏人だ!』もちろん、冗談めいての発言であった。 ※だって、現場の道具である梯子や脚立を積むためにはハイエースになるんだもんと思いながら、、、 その社長はお客様の事故現場に100%来る御仁で、お客様第一主義の立派な代理店であり、一流の現場対応で、客のハートはグリップしており、この人の顧客は幸せである。火災保険収保ももちろん、数億単位である。 上品な背広で、高級車に乗り、暑い夏の日でも客の前では背広の上着は脱がない。ネクタイを外すこともない。 九州の夏の暑さは周知の通りである。
御仁の主張は多額の保険料を頂いているお客様は富裕層であるから、こちらもそれなりの格好、高級車での営業をしないと信用問題であるとのたまう。 ある意味、正しい。
しかし、同じ保険業界でも、職種が異なり、高級車で事故現場には行けない。 ヘルメット,安全長靴,ウエス,軍手,投光器,梯子,脚立を高級車には積めない。 ちなみに某メーカーの○○サスは素敵な車であり、いつかは所有したい。
今現在、小生は息子の教育費に金が掛り、貧乏人であることは否定しない。
17年前、親しい知人が弊社を訪ねて来て、借金を申し出られ、貯金を切り崩し、金を貸したことがある。 もちろん、借用書にサイン,捺印させてのことであった。
優雅な生活スタイルで、建物を2棟所有している御仁であったから、お金持ち だと思っていたのにどうして?と思ったが言葉巧みに口説かれた。 商売は上手くいっているのだが、売掛金の回収が困難であること、取引先に騙されたこと等、1ヶ月後に何百万も入金予定であり、すぐ返済できること等、今思えば、前述のしっかりした社長と重なり、貸してしまった。
1年後、その知人は裁判所にて破産の手続きをして、裁判所から、小生に通知が届き、返金されないことが、書面で来た。
怒り心頭であるが、知人の連絡先に電話しても当然、電話,携帯電話は不通であり、自宅を訪ねたら、もぬけの殻で、玄関に多数の貼紙と、差押えされた形跡が残っており、皆様ご存知の様に住所が変更され、面会できない。
もちろん、職業柄、新住所は調査済みであるが、、、
一般に、借金する人達は公的な金融機関での融資が断られ、親戚一同から借りるだけ借りて、借りるとことが無い為、知人のところに来るのは世の中の常套手段であることは知っていたが、まさかこの人が?という結果である。
大数の法則的に述べると『知人から借金する人間は信用できない』の結論となる。 顧問弁護士に事案のついでに相談したら、もちろん、破産して通知が来た以上、法律的には金を回収することはできないことを言われた。 当たり前である。 ハマベさん、何年この保険の仕事やってんの?仕事は厳しいくせに、 プライベートは甘い、緩いと説教まで受けた。 わかっているからもう言うなと思いながら、、、、 …続く
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