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  助燃剤
助燃剤
 趣味が高じて週末にハイオクガソリンと2サイクルオイルの混合ガソリンを作り、
息子のレース用のガソリンを作る。オイルジョッキに1ℓのハイオクを入れ、高価な2ストオイル
をメスシリンダーで計量し、12.5ccを混ぜる。(80:1 ガソリン80に対して1)
 オフロードレース場では普通の光景である。モチュールがいいだのHIROKOがいいだのカストロールがいいだの、議論が飛び交う。

 ライダーの息子にとって、ガソリンは6歳の頃から日常茶飯事であり、着色されたガソリンを見て育った。
ちなみに、ガソリンは無色透明であるが、灯油と間違わない様に
ガソリンメーカーが着色して、赤やオレンジの色合いである。

 ここではユーチュウーブで見られる様な くわえたばこで、ガソリンを給油してバイクが燃え上がる様なことは無い。
ここはレース場、皆様ライダーはガソリンの危険性を熟知している。
 
 気化したガソリンに引火して燃焼する危険性。

 キャブレターを整備中の寒い冬の休憩中、ガソリンの浸み込んだ軍手のままで、煙草に火をつけ、軍手に引火し、手にはめた軍手が燃えたことがある。
 当然、他のライダー達に笑われる。
ここでは危険物であるガソリンの危険性が常識として扱われる。

 セルフのガソリンスタンドが増え、一般人はガソリンの危険性を熟知せず、
車両火災が増えている。
 ガソリンのノズルが給油口の鉄に当たり、静電気による車両火災もある。
 車両メーカーは給油口にプラスチックが嵌め込んであり、静電気火災防止の処置を施している車種が多いが、旧車の場合やオートバイはそのまんま鉄であるから注意頂きたい。

 一方で屋外のキャンプ場でバーベキューの為、火を起こす。
炭を買ってきて、その炭に火を起こす手間の面倒くさい作業はご存知の
通りである。 着火剤のお世話になり、火を着ける。
 
 昭和62年に火災調査の仕事を始めて、8年経過して、助燃剤の事を
考え直し、平成6年頃、危険物取扱者の資格を取得した。
 そう、ガソリン,灯油,軽油である。
灯油は40℃まで温めないと火は着かない。
ガソリンはなんと-40℃の引火点である。
 つまり、この仕事を続けると、『油を撒いて火を着けた』の言葉通り、短絡的に1階に家庭用の灯油を撒いて着火された不審火は皆様よく
体験していると思う。
 なぜ、2階では無く1階なのかは、保険金全額搾取する為に、ボヤで終わらない様に1階から火を着ける。(場合が多い)
 多重債務者においてモラルリスクであることの考えは吹き飛ばされ、自宅の全焼を狙い、1階から放火が多い。
 保険会社の火災新種SCはこの様な事案に慣れているから、登記簿謄本で抵当権設定の確認をしたり、その人物の調査をするから、99%ばれる。
 現場で油性反応が出ると、まず、クロである。
当然、保険の付保内容は接近クレームであり、保険契約が新規契約で契約後間もない火災事故である。
 保険に加入して5年くらい経過して実行すれば、まだシロの可能性で
調査できるが、現場立会調査前から、書類(契約内容)で概ねの予想ができる。
 保険業界で、現場に一番初めに足を踏み入れるのは鑑定人である。
布基礎であれば、基礎内部の泥を採取して油性反応調査は可能である。
 火災になる為には環境,湿度,部材,気候,気温,風,時間,様々な偶然性が一致して火事になる。
 そこに助燃剤が有れば、激しく燃え、延焼していく。
 なぜ焼場にしかも火元に助燃剤があるのか、充分な現場調査が必要となる。

蛇足ながら、パーツクリーナーを助燃剤として、火炎放射器の様な扱いで保険金搾取しようとしたケースも過去に存在し、よく考えたなと思いつつも、
その事案は
『保険契約者の故意または重過失』で保険金支払いはゼロであった。

…続く
平成29年1月31日


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