債権回収班の実情(利息) Based on a true story. 昭和の時代の話である。 過去の保険会社には債権回収班が存在した。 今の損保にあるかどうかは不知である。 火災課(現在の火災新種サービスセンターのこと)の隣の島に存在して 住宅ローン保険、いわゆる住宅ローンの返済が滞ると、事故発生という 形で、保険金として債務者に代わって、債権者に住宅ローンの返済金を 保険金という形で支払いをしていた。 その際、債務者に、支払った保険金分を請求して回収するという恐ろしいセクションで、強面の社員が存在した。 中には、笑顔の素敵な男性社員もいたが、やってる仕事の内容は 本来支払うべき、住宅ローンの金の取り立てである。
『あなたが、ローンを1年も払わないから、保険会社が建て替え払いをした。直ちに返金して欲しい。よかったらそちらに伺って返済方法について打合せしたい。』そう言って、現場に赴き、回収をしていた。
保険金支払後、保険金の不正請求が発覚した際等、この債権回収班が取り立てに行っていた。 小生と仲良くしていたせいもあって、よく話をしてくれた。
物件の差し押さえをしないといけない際、鑑定人に物件評価を依頼して行動を起こし、弁護士の先生と打ち合わせをしつつ、日々を過ごしていた。
とある笑顔の素敵な保険会社の債権回収班の若手社員が
『○○部長、保険金不正請求の500万円回収してきました。』 …本人は社損を被ったであろう保険金の回収を成功させ、しかも500万円の大金である。2階級特進で課長になれると騒いでいた。
部長曰く「△△君、利息は?(利息は回収したか?)」
『え~、元金とるのにどんなに苦労したと思います?』
部長曰く 「うん、うん、大変だったな、でも500万円の利息の回収はどうなる?」 …開いた口が塞がらない。
なんと厳しい部長であろうか。 隣の島の火災課の社員が、「もう元金回収したからいいんじゃない。△△君は主任だし、まだKD(課長代理)でもないのに頑張ったじゃん。」 と小声で言っている。
恐く、厳しい、社内でも厳格な部長が曰く。
「まあ、いいか、損はしてないな。△△君許す。これからもしっかりやれ。」
当然、△△主任の出世は無かった。
平成29年7月19日
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