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  話がつかない事案 Part3
話がつかない事案 Part3

続編である。『1000万円保険付けて、修理代が1200万円なら、1000万円払え』という主張。
 その理論が正しければ、当該建物は全損である。
建物全体から見ると、30%程度の罹災であり、復旧可能である。

保険会社の火災新種SCの担当者が営業店である熊本支社の支社長経由で
金額提示するも、被保険者は納得せず。

 しかもその被保険者は同社の代理店でもあり、説明に来いとお叱りを受けまた奄美大島に行くつもりでいたら、熊本県のご自宅に来て説明しなさいという要求であった。

 福岡市からJRに乗り、査定担当者と熊本営業の支社長と共に話し合いに赴いた。

 予想通り、話がつかない。大揉めである。

損害が生じたその地,その時の価格であることが保険金の要件であるにもかかわらず、熊本県の職人が飛行機を使い、奄美大島に渡り、40泊して工事をするという内容は損害保険に沿わない。現地の修理業者を使えば、宿泊代もかからず、妥当な金額で復旧可能であり、保険金で十分修理可能である。

 話し合いしている最中、見積書を書いた修理業者が登場、またまた余計に揉める。

しかも価額協定特約がついていたから、特別費用保険金を加算してくれるはずとの主張。
 おいおい、特別費用保険金は建物が全損の時だけの支払いだぞと思いながら損率30%程度の損害ではお支払いできない事を説得した。

被保険者曰く「保険に入る時に(保険契約締結時に)聞いていない。」

支社長曰く『火災保険に加入した手続きは代理店であるあなたがしたでしょう。契約の内容の説明はあなた自身も他のお客様に説明しないといけないし、保険を売っているでしょう。』

被保険者曰く「申し込み手続きは俺がしたが、承認したのはお前だろ
う。」

 契約の内容の問題では無く、無謀な請求と無知な判断と要求である。

議論しても もちろん、話はつかない。面談して3時間経過。
 
ベテランの査定担当者は淡々と議論している。

しかしその担当社員の上司である支社長の顔が明らかに憤慨している。
支社長が小生に手帳を見せて『ハマベさん、これが契約の内容です。』とこっそり渡した。

そこには一行のメモしかなかった。

『無駄だ 帰ろう』と書いてあった。

そう、やっぱりTime is money.『時は金なり』である。

支社長曰く『今日のところは引き揚げます』

査定担当者とJRに乗って福岡市に帰った。

 
平成29年8月22日


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