判断の早い査定マンの出世
「夏草や 兵どもが 夢の跡」 松尾芭蕉が旅に出て、平泉に赴き、その昔の藤原氏の栄華の痕跡は跡形も無く、ただ夏草が生い茂る風景が広がるばかりと過去の栄華の儚さを詠んだ句である。あまりに有名で、説明する必要は無い。
九州の大分県竹田市の岡城址で幼少時遊んだ滝廉太郎の『荒城の月』 も芭蕉の句と同じ様な感覚で創られたものと考える。
以前述べたように、小生も含めて、人は存在や情報を単純化して楽な尺度で物事を考え、整理してしまう。
俗説では芭蕉は地方視察の忍び(忍者)であったとも言われるが、定かではない。
保険会社の査定パーソンには新人であるにも関わらず、あっという間に その仕事に精通し、冴えを見せる社員が存在する。
この様な人物は2~3年経つとベテランの域に達し、取引先として、鑑定人として、仕事がすこぶるやり易い。
判断も早く、仕事も早く、頭の回転が速いから処理も迅速である。 そう、保険会社には強者(つわもの)がいるという事である。 兵(つわもの)では無く。 上述から韻を踏みつつ、、、、
鑑定人を敵に回さず、知らないことを調べ尽くして、現場の人間である 鑑定人に質問して来る。素晴らしい。
知らないことは知らないとはっきり答えて、その解決の為の知識をがむしゃらに、貪欲に質問して来る。
だから、この人物が5年経つと、弊社の仕事はスムースにはかどる。
しかしここからドラマが始まる。 この様に切れ者の優秀社員は出世して、栄転してしまう。 酷い時には海外勤務になる。 そして再会する時は要職についてしまい、現場の鑑定人との接触はまず、無くなる。 弊社にとっては悲しい現実である。 ああ、○○さんがSCに居たらなあ…となる。 平成29年11月8日
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