その職業にとって必要な頭の良さ
「こいつはこの仕事に向いている。」 鑑定人を育成すると、その人物が鑑定の仕事に向いているかどうかはすぐわかる。 鑑定の頭の良さを確認できるからである。 決して学歴や一級建築士等の過去の輝かしい資格等での判断では無い。
学校の勉強が優秀で、頭脳明晰であればこの仕事ができると仮定すると、そんなことは無い。断言する。
高学歴の一流大学出身者が一番仕事のできる鑑定人となる訳では無い。 高学歴で優秀な鑑定人も存在することも申し添える。 知合いの県議会議員と世間話をすると、反自民党と言う割に、 消費税増税を正しいと主張する。 にも関わらず、選挙では増税について一切触れない。 そう、選挙や議員継続としての頭がいいのである。 票集めは得意であるが、核心に触れず、耳障りのいいことしか言わない。 なにをしたいのかよくわからないが、県民の為にはいいことしか言わない。 そしてまた当選し、事なかれ主義を通して、また議員となる。 そう、政治家としての頭がいいのである。 決して学歴では無い。
中学校しかでていない田中角栄さん(小生は尊敬している)が総理大臣になった様に、角栄さんは政治家として頭がいいのである。
小生は政治家に向かない。 理由は簡単で、失言が多いし、白は白、黒は黒という、灰色の無い性格であるからである。申し訳ない。 肥満体の御仁が自身の体形についてどうかの質問に対して、 「ボリュームのある方ですね。」と答えられないからかもしれない。 「太ってますね」と答えるであろう。
反社会的勢力の人々が被害者の場合等、自分の意志と関係なく、 法律と関係なく、我々は面談を余儀なくされる。 行きたくない現場の頂点である。
しかしながら、その御仁達の話法,追い込み方は なぜか一流である。 恐怖心をこちらに刷り込むこともまた一流。 見た目はもちろん一流。 『人の道外れたことしやがって』と仏法を説くのもまた一流。
そう、これが、『その職業にとって必要な頭の良さ』である。 彼らは組織の重要性や独立採算制についての頭脳は一流である。
翻って、保険の営業である代理業の会社の巨額の保険料(収保)を集める 御仁達は違う意味で頭が切れる。 その保険料の集金方法や契約締結に至る部分の頭の冴えはまた一流である。 どうしたらこの客を他社から奪えるのか等、その頭の回転の早さはすごい。
料理のうまい一流シェフは学歴では無く、料理の頭の良さが必要 であり大学行っても一流の職人になる可能性が低い様に、高学歴がすべてでは無い。
職人の場合は 特に宮大工は中学を卒業と同時に弟子入りしないとその スキルは身に着かない。
概して、その職業にとって必要な頭の良さは学校の勉強と異なる。
平成29年12月18日
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