今時 住宅火災保険の付保 悲しい現場
本件はつまらない内容のコラムになるが、実際の現場のことである。 もちろん、過去事案であり、時効であるが、類似の事案は星の数程ある。
住宅火災保険は①火災,②落雷,③破裂爆発,④風災・ひょう・雪災の 4つが担保危険である。
この保険は現在、小生が知っている限りではあまり販売されておらず、現行の保険商品の殆どが総合保険であり、給排水設備に生じた事故に伴う漏水担保,水害担保や外部からの物体の飛来担保等、補償内容が充実しているはずであった。
しかし、現実は違った。 なんと、住宅火災保険を販売している代理店さんが存在する。 理由はその保険料の安さであろう。
保険会社から住宅火災で漏水事故の調査依頼が来た。
『あのう、現場に行く前からノークレーム(無責)ですけど、現場に行くんですか?』 小生が電話で言うと、 被保険者に無責と伝えたところ納得しないからとの事で 販売代理店も納得しないからとの事で、現場を調査し、確認した上で改めて無責としたいとの由であった。
当然、アポイントをとって現場に行くと、被保険者と代理店さん,修理業者と数人の人々が待っていた。
図面をひく、写真を撮る、事故原因を調査する、すべて無駄な作業である。
現地で担保外と説明する。
「払えんなら、なんで来たんだ!忙しい俺達の時間を潰して、無責か!」…そんなこと言ったって、、
金融機関代理店さんが曰く 「このお客さんは預金が高額であり、なんとか少しでも払ってくれ。」…担保危険外なんですけど、、、、
『この保険は漏水事故は担保危険外なので、対象外です。お力になれず申し訳ございません。』
「じゃあ、最初から来るな!」…俺に言われても、、、 …の様に、担保危険外の調査は受けない方がいい。
現場にいく前から答えは出ている。
「でも、誰かが現場に行って説明しないといけないから…」 と保険会社は言うが、苦労して説明して、罵声を浴びて、小生の鑑定料は最低鑑定料で、本日の業務は割が合わないし、遠方であった為、一日潰して雀の涙の料金である。
平成30年2月16日
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