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  別の鑑定人に聴いたらこうだPart2 仮設トイレ事件
別の鑑定人に聴いたらこうだPart2 仮設トイレ事件

 5年程前、風災で現場立会調査した事案である。
 長崎市内の公衆トイレ付の大きな公園の横に所在する建物の台風被害
でのことであった。
 弊社立会時には既に工事が着工されており、見積書も提出されていた。
 現場監督と面談し、損害について議論し、仮設工事の中に仮設トイレ代が
計上されていていた。しかも相場を逸脱して100,000円計上。

監督に、『現実に現場の職人にしろ、あなたにしろ、そこの
公園で用を足してますよね』

 「あっ、そこね。会社の見積書の書式でそうなっているから書いたけど、まあ、要らんよね。現実に仮設トイレは設置しなかったし、施主に工事代を請求する時、施主に言われたらその分引くかもしれん。ばってんが、工事代金は請書とってるし、金額は変えんかも。」

 損害が深刻な為、その100,000円は大勢に影響は無い。

鑑定人としてそこは見逃す訳にはいかず、小生の損害額算定では除外して、ドラフト(試算分)を作成して保険会社に送付した。

すると、火災新種SCの応援査定社員から、
「仮設トイレは仮設工事の一環として損害として算入すべきである。
対策本部に常駐している別の鑑定人に聴いたらそう言っている。
だから修正しなさい」であった。

小生の立会い事案を別の鑑定人に相談して小生を否定するというよくある話。

 なぜ、小生を否定する時に他社の鑑定事務所の鑑定人の判断を仰ぐのか不明。
そして現場にも立会いしていない他の鑑定人の意見で小生を誤りと攻撃するのであろうかと思いながら?
 
 もちろん、現場でのやりとりと現実の仮設トイレ不設置のことは経緯書で報告済みである。

何度も言う様に『鑑定人が鑑定人を否定してはいけない』の通り、そんなことをすると、収集が着かない。
 風災で忙しかった小生、査定パーソンの言う通り、
イエスマンに変身し、金額を上方修正してドラフトを訂正して再送付した。

 面白かったのは、保険金支払い前に工事が完了し、修理業者から修正見積書が再提出された。
そう、仮設トイレの費用が削除されているのである。

 すると前回の応援査定社員と異なる人物から連絡があり、仮設トイレ費用を除外して、当初の試算分で鑑定書提出してくれと依頼があった。

経緯書を熟読したら、最初のドラフトでOKであるから後日の上方修正
ドラフトは要らないとの発言であった。
なぜ、上方修正したのかとかのやりとりはあったらしく、クレームをつけた応援社員は既に東京に帰っており、自分が担当となったから宜しくとの由。

イチャモンつけた鑑定人はどなたか?と聴いたら、揉め事になるのでそれは勘弁してくれとのことで収束した。

よくある話である。
保険金の適正払いは大切である。

新価保険特約の場合、必ず復旧しないと時価払いとなるから、工事完了後、業者の請求書と復旧通知書が必要で現実にその被害に掛かった金額での支払いである。

ひとつだけ言いたい、綿密な現場調査を行った小生のレポートを熟読せず
否定する鑑定人はあなたが現場に行けである。

残念ながら狭い業界である。
その鑑定人が誰であるか判明し、更にその鑑定人資格を所持していなかった。
その後、その御仁と所属する鑑定事務所はその事を厳しく非難されて
その自称鑑定人は業界から去った。

 明るい小生はその件をスルーしていた。

 なんと、そのせいかわからないが、普段 普通にお取引をしている
保険会社から鑑定人の資格証明を提出する様指示があった。
もちろん提出した。
損保協会に照会すればわかることであるはずが、個人情報保護の観点から自主的に提出を求めるらしい。

いやはや、時代は変わり仕方無いが、資格も無い自称鑑定人に小生の
レポートを修正させられたのかと思うとなんだかなぁと考える。

 最近、『別の鑑定人に聴いたらこうだ』の同様事案が発生し、
ふと仮設トイレ事件を思い出した。
平成30年2月16日


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