ロータンク 鑑定人はハイタンク
水洗トイレにはロータンクが必ず装備されている。 近年見られないがその反意語がハイタンクである。lowとhighである。 昭和50年代中ごろまでは水洗トイレは殆どハイタンクであった。
小生が考えるに、位置エネルギーを利用して水圧,水流を上昇させる 原始的な意図でハイタンクだったのかもしれない。 日本の文化の中心である九州の高速道路のパーキングエリアには少々残っている。
内壁の天井に近い位置にタンクを設置し、水を貯めて、鎖を引張って、 汚水を流す。 長崎市の思案橋の古い老舗のバーが未だにハイタンクであり、カクテルを飲んで トイレで用を足す際に毎回感動する。
流す際にその流量の無駄に多いことと、水流が激しく、多分少々の異物を流してもその高い水圧で詰まることなく流れて、漏水事故が発生しにくいだろうなあと思う。
しかしながら、水の流れのあまりの激しさに水が飛び散り、 お尻が濡損を被る場合も多々有る。
Yシャツのすそが濡損と汚損を被る可能性も否定できない。
流す際は腰を浮かせる動作も必要となる。
情けない限りである。
現行のロータンク式と比較すると節水性が劣るであろう。
INAXもTOTOもアサヒ衛陶、ジャニスもハイタンクの製造を終了している。 ちなみに弊社のトイレのメーカーはジャニスである。
ただし、折原製作所とカクダイ2社は現在も生産を継続している。
理由は実は簡単で、便器周囲に余計なタンクが無い事から、1.5㎡程のトイレの空間を縦方向を利用して有効に使えるからに他ならない。
でも、その1.5㎡を2㎡に替えればすぐさま解決できる事象であり、 ハイタンクの将来は厳しい。
まるで、鑑定人の将来と同じ様な気がする。
平成30年3月15日
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