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  誤った指示Part1火災事故の休日対応
誤った指示Part1
今から10年前のある火災事故の休日対応

祝日の朝一番の午前8時、一番下の息子と公園で遊んでいた。
携帯電話に知らない電話番号から着信、無視すればよかったのだが、
つい、ビジネスマンの性で、電話に出てしまった。
とある保険会社の社員がご自身の自宅から小生の携帯電話に掛けて来た。
「事務所に電話したが、誰も出ないが、どういうことだ?」
『おはようございます。どうしました?いやー、昨日は休日前で深夜までレポート作成で大変でしたから従業員も小生も本日の祝日は休暇です。』

「鑑定人たる者がたとえ祝日であっても、不測の事故に対応できる様に
事務所には人をおいておくべきでしょう。
 昨日深刻な火災事故が発生し、本日大至急対応して欲しいと代理店が言っている。○○市まで今から大至急、立会調査して欲しい。」
『了解しました。今から事務所に行って火災調査の道具を揃えて行きますので、1時間後出発です。契約内容を事務所にファックスで送付して下さい。』
「今日は休暇で自分は自宅から電話しているから、契約内容は出せない。代理店の電話番号を言うから、現場で保険証券を見せてもらって対応して下さい。 後、入金確認をして欲しい。」
『えっ、どうやって入金確認をするのですか?』
「客の通帳を見せてもらって、○○保険の入金額が記載されたところをコピーしてきて欲しい。 あーそれと火災現場の泥をバケツに回収してきてくれ。」
入金確認は弊社の業務外であるし、通帳のコピーを弊社が取り付けた場合、絶対、問題となると説明したが、休日で会社にいけないから、頼むと言ってきた。
何かのマニュアルでかじった知識であろうが、泥の採取で油性反応をみようとしたのであろう。
聞く耳を以っておられない御仁であったから、いう通りにして弊社事務所に行き、準備をしながら、代理店に電話して保険証券の写しを現地に持って来て欲しいと依頼すると、「俺、今日、休みだし、現場には行けない。そういうことは保険会社に言え!」と怒られて、契約者名と住所だけ伺い、仕方なく現場に向かった。
幼い子供を抱えていた小生は保育所に急遽、子供を預けて現地に車で向かった。休日だからと社有車を点検に出していたから、現地には個人の自家用車で現地に向かう。片道3時間コースであった。

小生が移動している間も携帯電話にしきりに着信があり、あーだこーだと指示が来る。
※あなたに言われなくても火災鑑定調査はプロとしてやっていると思いながら、、、
「たとえ火災現場であっても、Yシャツ, ネクタイは着用し、作業着は上から羽織る様に。 客に失礼であるが、火災現場だからヘルメットは着用し、安全には十分な配慮を行い、客にたいする言葉使いに注意すること、、、」
※おいおい、俺は何年(当時鑑定人歴22年)この仕事をしていると思っているのかと思いながら、はいはいと聞き流す。

契約者と面談し、開口一番「遅い。対応が悪い。応急処置をしたいのに、業者を待たせてある。
昨日の夜に事故報告したのに、次の日のしかも昼過ぎにくるなんて…」とまたお叱りを受ける。

すべては弊社の責任では無いが、甘んじて聴取し、現場調査に勤しむ。
また査定担当者から携帯電話に連絡が入る。
どれくらい焼けているのか? 出火原因は何か?
……まだ調査中だから、明日のウイークデイの時間内にして欲しい。
とりあえず折り返し電話するからと提言すると、
「悪いけど、俺 明日平日だけど、休暇を取っているから今日中に立会速報と支払い見込み額をファックスで流しといて。」
小生が事務所に帰社できたのは夜中の10時過ぎであった。
なんとか図面を作成し、立会速報を送れたのは翌日の午前2時であった。
…続く


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