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  エレベーターの契約の流れ
エレベーターの契約の流れ
 
火災保険やエレベーターの業者での賠償責任保険で分譲マンションやオフィスビル,
店舗等のエレベーターの現場立会調査に赴く。
 落雷や火災の消火注水での昇降機の不具合である。
これから述べる保守契約とは関係ない保険事故の立会の際の世間話と
一般知識について考察する。

 ビルの場合、エレベーターのメンテナンスの為に、所有者が保守業者と年間保守契約を結ぶ。ここまでは当たり前であるが、その契約には2種類の契約が存在する。

 フルメンテナンス契約とPOG契約(パーツ・オイル&グリス)である。

前者は定期点検,調整,修理,消耗部品の交換を行うことを内容とした
契約で、年間の請負金額が後者より高価となる。
 特にブラックボックスである基盤は1枚300,000円~450,000円と非常に高価な部品であるし、エレベーターメーカーが自社で製作してものであるから値段はオリジナルの単価であり、相場は無く、メーカーがいくらと言ったらいくらの世界である。
 事故等の外的要因が無ければ、契約の内容にもよるが、年間契約金額の範疇で済まされて部品を交換しても所有者にその金銭的な請求は無い場合が多い。

 後者は定期点検と管理仕様範囲内の消耗品の交換を含んでいるが、
基盤等の部品の取替えは、契約の中に含まれていない。
 着床位置の不具合やその他の不具合や基盤等の交換は別途ですよという契約である。

新築時のエレベーター設置メーカーはそのメンテナンス会社を子会社で管理している。
 法律上、エレベーターの保守管理に関する規制は、年に一回の法定点検を
義務付けている。 まあ、車の車検みたいなものである。

メーカー直系の保守会社は高価なフルメンテナンス契約を求めてくる。
1年間の保守点検契約がエレベーター機器1台の値段とほぼ変わらない金額だったりして、この昇降機はメーカーグループにとって、金の生る木である。

 そして契約が続き限り、極論するとビルが老朽化して解体の日まで、
保守点検費用が発生する。

 エレベーター1基当たりの保守契約が500万円/年×50年であれば、2億5千万円となる。

恐ろしい。分譲マンションの管理費や修繕積立金はここに飛んでいく。

とある保険代理店さんが、
『一度 火災保険でも契約をしたら、その客から生命保険,自動車保険,傷害保険,年金保険、ありとあらゆる保険を勧めて保険料を搾り取り、掴んだ客は離さない。その代わり、その客が事故にあったら、すべてをサポートする』
とおっしゃった。
 大口の大きな代理店の社長であり、いい人なのか悪い人なのかわからない。
 発言だけ聞くと、極悪人である。
 この事象に似ている。

国産の老舗の電気メーカー製品は信頼,信用,精度の良さがあり、
新築後2,3年は POG契約で十分事足りると個人的に考えるが、
 エレベーターを売った後の保守管理で再度利益を上げていくというシステムで
掴んだ客から更に搾り取る様な気がして、なんだかなあと思う時がある。
「新品のエレベーターの点検費用に年間何百万円も払えるか。」となる。
 
ただし、過去に、深刻な人的事故発生の例もあるから、大変重要な保守点検である事は否定できない。

人の命に係わる装置であるから、メンテナンスは重要であるが、その費用が高価なことに驚愕の日々である。

 平成30年5月23日


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