膨大な記憶その3 記憶の断片
現場調査のやり取りや現場調査の事情聴取の中で、記憶しなくていい その人の人生観や説教,叩き上げの社長であれば、その成功秘話 その人の現在までの沿革の言動など事案終了後、忘れてしまえば いいことが頭の片隅に残る。
保険会社のサービスの向上や今は全く議論されないCS運動とかまで小生に 語る御仁が多い。
一般常識でビジネスマナーに乗っ取り対応している小生に年下の御仁達が 説教をかます。
実の息子に伝えたいことや実の娘に教えたいこと、子供の将来に繫がる アドバイスはそこには無い。 くだらない、要らない知識が記憶される。
この様な無駄なやり取りが現場では繰り返し遭遇されるが、鑑定書に 反映することは無く、保険会社に伝えることも無い。
罵声を浴びても、査定担当者に伝えたところで、無駄であるからに 他ならない。
保険会社も弊社発言について言及してくるなど、客への対応がまずいのではないか等言われることを回避する為、ボイスレコーダーで自分を守るしか方法は無い。
時間を浪費して現場調査したことなど、発注側には興味が無いことは 説明する必要は無いであろう。
近年、査定担当者が現場に行くことは99%無いから、 鑑定人は『かませ犬』に等しい。
噛ませて、その牙が折れても、鑑定人の自己責任である。
鑑定人に依頼するでは無く、仕事を外注するとか、社外機関への発注という言葉にすり替えられ、我々は低料金で、その損害を調査しなければならない。
そこには被災者や被害者がいる。代理店さんや被保険者や業者がいる。 損害調査では人との接触が100%である実態は避けられない。
現場のやり取りは余計な情報,不必要な膨大な記憶であるかも しれない。
損害の具体論では無く、精神論で言いたいことを比喩的に述べた。
ところで、過去に鑑定人の資格更新について記述したが、 損保協会から、本当に資格更新の手続きが再開されることとなった。 手法は異なるが、また昭和の時代の制度に先祖返りする。
過去の業界のやり方が正しかったことが今になって立証された様な 気がする。 あの頃、資格更新で面接官であった損保の査定の所長や課長は既に 定年退職なさっている。 未だに年賀状が来るが、齢は75歳オーバーの人達である。 その人達は正しかったのかもしれない。 平成30年9月19日
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