鑑定業界に一期一会は無い
世間は狭い。 そして長崎市はもっと狭い。 事故発生後、保険金が支払われて事案が終了した被保険者や被害者に 繁華街でばったり出会うことがある。
会釈して、挨拶して、その場を立ち去るしかない。
そこで、世間話や事故後の復旧がどうだったか、また生活は落ち着いたか等、人としての発言や行動は時として、自分の首を絞めることになる場合が多い。
話し合いが難航し、やっと話がついて保険会社が保険金を支払い済みだった事案が、復活して再請求なんてことが起こる。
最悪なのは 『鑑定人であるお前が保険会社に連絡して、再度この事故の分の追加請求したいと言っておけ』なんて、伝言を頼まれた場合である。
ためしに保険会社に連絡したところで、 「本件は支払完了済みですし、示談書も提出がありますから、その要求は知りません。ハマベさん相手にそう言って下さい。」となる。
…はっきり言って、この伝言作業は弊社の業務にあらず。
うっかり、繁華街のアーケードで出会ってしまったことが、自分の首を絞める形になる。
事故発生直後に現場に行って名刺を渡しているから その後もずっと連絡が来る可能性を否定できない。
この職種に【一期一会】なる素敵な言葉は当てはまらない。 人との出会いが大切なんて言葉も無意味である。
そしてこの様な揉めた被害者にばったり会う時に限って 息子や娘と一緒の時に重なる。
『なんや、お前、ずいぶん大きな子供がいるんやねぇ。』 等と、自分の家族を業務に巻き込んでしまう様な暴言を吐かれる。
長崎市内では繁華街を歩くときは帽子とマスクで変装して、極力 自分の家族と一緒にいないことが必要であり、日々の買い物は 近所のスーパー等は避けて、隣町の諌早市近辺で購入することが 肝要である。
現実に、知合いの弁護士は長崎市内で家族と過ごさない様にしている。 隣町か佐賀県での家族団らんの行動をとっている。 流石である。
この様に、いかに人として尊敬できそうな被害者であっても、 気が合う友達になれそうな御仁であっても、遠い親戚かもしれない相手 であっても、いかなる理由があっても、被保険者や被害者と保険金支払後に付き合ってはいけない。 会話もしてはいけない。
もちろん、例外的なこともあるが、リスク回避は必要である。
たまには町ネタにて 平成30年12月20日
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