労働の美学(誤った常識) 昭和から平成の前半までの時代にサラリーマン鑑定人だった。 その時の上司の発言と現場のデリバリの事務長の時代遅れの指示を よく感じていた。
『世間はゴルフを接待としている。お前は日曜日とかバイクに乗って遊んでいるらしいが、お前の後輩の○○君はゴルフセットを購入して、取引先の社員を接待できる様に、日頃から打放しのゴルフ練習場に通っている。 このままだと、お前は社会人として後輩に抜かれるぞ。ゴルフ道具を買ってゴルフの練習をしとけ。』
…当時の小生の考えはゴルフで接待なんて誤っていると思って、 上司の言うことを聞かなかった。
そもそもスポーツで接待なんてスポーツマンシップに対する冒涜だと考えていた。 今もそう思う。
『おい、ハマベ、今週の日曜日、会社に出て来い。評価鑑定の 算定の手伝いをしろ!どうせ、日曜日、する事無いやろう。』
…日曜日はプライベートで忙しい。暇じゃない。因みに、その日は仲間 とバイクのツーリングで阿蘇に行く予定であった。 社命じゃない不当な労働だろう。社長は知らないことだろう。 馬鹿上司が!と思いながら、休日出勤していた。
当時、代休制度はあったが、代休をもらえた事は無かった。 台風や地震の広域災害+集積クレームの場合は理解するが、平成が終わろうとする現在、この様な、無報酬の労働の強要は大問題である。
ちなみに、年3日だけ夏休みを貰える権利はあったが、申請しても通ったことは無かった。
結婚して、新婚旅行の申請をしたが、土日の2日間だけであった。
そんな時代であるし、当時は当たり前の時代。 毎日働くことが美学の時代であった。
一方で、中途採用で会社に来た事務長がデリバリ係となり、広域災害でも ない平常時に平気で日曜日の現場を回して来る。
「あのう、代休とかもらえますか?」の質問に、世間では日曜日が 休みでない会社も普通に存在しているのに何を言っているかと叱られ 日曜出勤しても代休は無し。 連続3週間休み無し等、普通にあり。
今でいうブラック企業が昭和の時代は【社会人は仕事だ】という 美学であった。
年上の御仁達は戦前戦後の生まれであり、【月月火水木金金】 の風潮の世代であり、彼らには趣味が無く、趣味に興じることは お国に対する反乱分子との考えが根底にあった。
時代遅れの考え方であり、日本全体でも 『ビジネスマンは365日24時間戦えますか』等 テレビでもCMがあり、栄養ドリンクが販売されていた。
30yeas later. 今現在はこの様なことは社会問題であり、労働強要は出来ない。 何のために働くかという事を冷静に考えましょう。
社会貢献する為等のきれいごとでは無く、 『食っていく為,家族を養う為』に尽きる。
法人税,消費税,社会保険料,厚生年金保険料,法人住民税,源泉徴収税,雇用保険料etcの税金を納税しているから、社会貢献は国がちゃんとやっているはずである。 ※そうでもないという意見は無視。
もしも、金の為でなく奉仕で働くのなら、給料は要らないという 主張になる。
そんなことはできない。
無職でも支払う消費税、メシを食うにもただでは無い。 家族を養う,進学させる,いずれも金が掛かる。
22年前自分が経営者になり、自分が嫌な事や法律上間違っている労働 は従業員にはさせないことにしている。
戦前,戦後の古すぎる感覚での従業員や部下の指導は誤りが多い。
平成30年12月28日
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