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  アーモンド火災
アーモンド火災
 昭和63年9月、旧〇〇海上の火災新種課のK課長代理と火災の現場に
赴いた。
 資格を取得して、やっと1年目の小生、アパート火災で1階の入居者の
家財の損害鑑定であった。

 平面図を作成し、家財の配置を記載して、契約者に事情聴取をした。

『ここに何が置いてあったんですか?』
He said 「アーモンド」
『はぁ?えっ?何?』
He said again 「アーモンド」

大変失礼な言い方をするが、この御仁は日本語はアーモンドしか知
らないのではないかと思った。

 K課長代理(査定マン)が再度、契約者に質問した。
『お客様、ここに何を置いてあったんですか?』
He said three times「アーモンド」

そう、やっぱり答えはアーモンドである。

そこに、この契約を取った(保険契約を締結した)営業社員が来た。
事情を説明し、その営業マンに客と面識があるだろうし、心が通じて
いるだろうから、そこに何があったか聞いてくれ、そこだけ焼け方が他と異なるし、よく焼けてるから。

そして、こちらに近寄って来た営業マンsaid
「アーモンド」

営業マンとたまたま同期入社の査定マンK氏が怒る。

『おい、その隠語はやめろ!アーモンドってどんな意味だ?』
そうやって、口論と調査が進む中、答えが出た。

契約者は火災に遭う前日、箱入りの大量のアーモンドを入手し、
食べる前に火災に遭遇し、食べられなかった。

その殆どの家財道具が焼損,濡損し、着るものも無く、パジャマ姿で
会社にも行けず、気が動転して、昨日買ったアーモンドの事を
つい、口から出たとのことであった。

 損害の全体から鑑みれば、アーモンドの金銭的なウエイトは低すぎるから態勢に影響は無い。

 こんなくだらない事が現場で起きるのである。

近年、単独立会調査しかない保険事故、現場は大変なんだよ
という不思議なミステリアスなアーモンド火災であった。

令和1年8月5日


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