鑑定料の支払い漏れ(払ってもらってない鑑定料の消費税納税)
弊社は毎年決算後、長崎税務署に決算報告書を提出して法人所得税や 消費税の納付をする。
消費税は価格への転嫁が出来なくても、赤字であっても 納付しないといけないという恐怖の税金である。
簡易課税制度を採用してしまうと年間売上が¥25,000,000の場合、 ¥25,000,000×8%×50%=¥1,000,000の一括支払いである。 恐ろしい。
鑑定料請求の中で 交通費である電車代や駐車場代やレンタカー代や宿泊費 は消費税を乗せられずに弊社負担であるにもかかわらず、この 簡易課税制度は恐ろしい。
※現在は税理士と相談の上、原則課税制度である。
さて、鑑定事務所の鑑定料であるが、経営者をしてわかったことであるが、現場に赴き、図面作成し、写真撮影し、数字を出して、被害者や被保険者と話をして、協定作業をアシストして協定終了後、鑑定書と鑑定料の請求書を提出する。 仕事の対価である鑑定料の請求である。
『保険会社の不払い問題』で世間の話題になった時期が過去にあった。
あれは複雑になった約款が支払い漏れとなっただけで、決して不払いでは無く、単なる支払い漏れであった。
しかしその話題が世に出る前は鑑定事務所の鑑定料の不払いは普通に存在し、弊社レベルでも年間30万円くらいは『貸倒金』として税務上、修正申告をする必要があった。
現在、被保険者への支払い漏れ問題があったころから、鑑定事務所への鑑定料不払い問題は少なくなった。
まあ、少なくなっただけでゼロでは無い。
1年間に10万円くらいは鑑定料を払ってもらえずに売上修正して貸倒金処理を税務署に説明する。
「お宅の取引先は保険会社だろう。報酬を払ってくれないなんてことは絶対に無いはず。お宅が売上ちょろまかして、消費税納税額を減らそうとしてるんじゃないか?」 …年下の公務員にため口で意見される。
だから、毎年未払いの鑑定料を保険会社のご担当に督促を入れるが、 殆どの場合、忙しいとか担当が転勤で事案がわからないとか、いつか 払いますと言う言葉で終了する。
貰っていない報酬の消費税は国に納税しないといけない。 う~ん、なんて理不尽な世の中であろうか?
令和1年10月8日
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