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  放火殺人物語その2
放火殺人物語その2

※金子太郎は仮名である。

保険会社の依頼した鑑定人が金子に面談を求め、かつ被災家屋を調査した。
やはり、出火原因がおかしいと判断された。

消防署の見解は不明火である。

保険会社の査定サイドはモラルリスクの調査リサーチ会社を入れて調査する。
怪しい。
他のモラル調査会社を入れる。やはり怪しい。
『故意または重過失』の疑義で金子自身の会社まで調べられる。

しかしながら、従業員30名の社長であり、会社の経営状態は黒字、
更に会社の評判も良く、金子自身も住宅街に豪邸を所有していた。

契約者が金銭的に困って保険金詐欺をしようとして放火した感じは無い。

保険会社の査定担当者は思った。
「豪邸の自宅があり、住んでない建物1棟焼いても住むには困らない。
現金化もできる。ましてや管理人に管理させているなら、この管理人と
結託して保険金搾取の為に燃やした可能性は否定できない。」

査定担当者は書面で契約者に対して『故意または重過失』で保険金を
お支払いできないと通知した。

浅はかであった。仮にこの保険会社の判断が正しくても、そのストーリー通り
と立証できない。

今となっては黒字会社の経営者金子が、保険会社になめられたと考えてしまい、放火を指示したことを忘れ、弁護士に依頼したのである。

 弁護士事務所は依頼人の金子の言う通り、その出火日時にそこにいなかったというアリバイを立証して、裁判所で争った。

 少なくともそのアリバイは正しくて、金子は火を着けていない。

 保険会社側の敏腕弁護士は金子が管理人と結託して放火させた
と主張。

 だんだん調査が進むと裁判所でも火を着けたのは管理人だと思う様になった。

 争点は金子が放火を頼んだのかどうかとなった。

いろいろ調べると、管理人は戦後、原爆で戦災孤児になった金子の幼少時を親代わりに面倒を見た人物であった。

 鶏肉が手に入らないから海でカモメを捕獲して、鶏肉と偽り、金子に食べさせて栄養失調を回避させたり、学校にいけない金子にお金をあげたり、面倒をみてまさに親代わりの人物であった。

今の金子にとっては管理人とこの様な親密な関係は裁判官に印象が悪すぎた。

どう考えても結託して放火させたと言われてしまう。

しかしながら、当時、管理人小林一郎(仮名)は85歳、少々ボケていた。

 金子側弁護士が面談した際、小林は半焼した食堂兼居宅にまだ住んでいた。
大穴が空いた屋根はブルーシートで塞ぎ、サバイバル状態であり、電気も水道も
停止していた。
 金子が弁護士を連れて面談しにいってもとても話し合いができる状態では無かった。

 元々躁鬱が激しい性格の小林は今回の火災の件で様々な人物から
質問されて少々気が変になっていた。

 金子は瞬時に思った。管理人の小林は金子が放火を依頼したことを忘れたのではないか、よく記憶していないのではないかと、、、

令和1年12月6日


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