現場調査中にまた火が燃える その3
…弊社はこの事案から手を引くよう言われたから沈黙していた。
電話が鳴る。小生あてに大手鑑定事務所から架電。 『火災のあった工場に再立会しましたが、更地になっていて全くわからないので御社にある調査資料の平面図や写真のデータ、その他の資料を下さい』 丁寧なお電話であったが、守秘義務の問題もあり、その様なご依頼は保険会社を通じて頂くよう指示して、電話を切った。
なんと後日、保険会社の損害調査部長から小生は福岡市まで呼び出しをくらい非協力的だと怒られる。
協力はさせて頂きますが、鑑定事務所から鑑定事務所への問い合わせは筋が違うと説明した。
自動車査定上がりの部長はそんなのは鑑定人同士で話し合って決めろと叱責を受けた。 自動車事故なんか過失割合等各社のアジャスター同士で話し合うぞとのたまう。
仕方なく鑑定料等の報酬無く協力することとなったが、大手鑑定事務所の担当者は鑑定人歴2年目の26歳の若手鑑定人であった。
おいおい、なんでこんな若造に負けて仕事取られた上に、ただで協力しないといけないのかと弊社担当鑑定人が怒る。
まあ、弊社を訪問頂ければ資料をお見せしますと丁重に発言した。
大手有利なことは世の中の常識である。 税制や社会保険料負担の%は同じなのにと考えるがまあ大手に負けた からと言って、弊社を大きくして見返してやるなんて思ってないから気楽に質問を受け付けていくことにした。
資料を出せというなら依頼があったものを保険会社に郵送し続けた。
小生は協力的ないい人で終わる予定だった…。 ちなみに保険会社の部長職は一般の会社と異なり、保険会社内部では 神様扱いを受けるほどの出世である。 その年収もさることながら、高学歴で社員として優秀な実績がないと 一生かかってもなり得ない程の地位であることを申し添える。
その4に続く…
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