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  犬のオシッコで外壁が変色(アルミニウムとアンモニアの化学反応)
犬のオシッコで外壁が変色 

【散歩中の犬のオシッコで外壁が変色した。破損または汚損で
(という担保危険)保険で払ってくれ】

こんなもの、事故報告してくるんじゃない。

『払える訳ないだろう。このスカタン!』と言いたい程、
馬鹿馬鹿しい事案である。

約款に「自然の消耗もしくは劣化、日常の使用に伴う摩耗、
消耗または劣化」は保険金支払い不可と書いてあるじゃんと言いたい。

そもそも、飼い犬を連れた散歩中の他者に賠償責任がある。

この議論の中で、弊社に調査依頼が来て、犬のオシッコで
外壁(サイディング張り)が変色するのか現地を調査してくれ
という依頼であった。

って言うか、絶対的に免責、無責、NC,ノークレーム、支払対象外じゃん。
この化学反応の調査をしたところで、答えは全く変わらない。

オシッコされても、日常の雨水で洗い流されて変色はしないし、
変色したからと言って、保険の支払対象外じゃん。

馬鹿馬鹿しいが現地に行って調査した。

外壁の部材はアルミサイディングであった。

犬のオシッコを掛けられたであろう部分が白色に変化して
こびりついている。

はっきり言おう。
正体は水酸化アルミニウムである。

 理系大学出身の小生は講義,実験で化学実験は得意であった。
分かり易く、小生の知性を表に出そう。

アルミニウムはアンモニア水に溶ける。

正確に発言するとアンモニアはアルミニウムと水との反応を促進しているだけで、
アンモニア自体は反応せず、触媒としての脇役である。 

水酸化アルミニウムの結晶が外壁にあるだけである。

世間一般に言うと、「アルミの粉ふき」である。

知識をひけらかすと

2Al + 6H2O → 2Al(OH)3 + 3H2
(アルミニウム+水→水酸化アルミニウム+水素)となるが、
こんな化学式は面白くない。


現実に、アルミサイディングの表面に白い粉が付着している。

保険契約者の了承を得て、小生持参のパーツクリーナーを噴射して、
ウエス(ぼろいタオル)で拭いたらまあ、奇麗なシルバー色のアルミサイディング
のエンボス調に戻った。

う~ん、やっぱり、ノークレームじゃん。

令和2年3月30日


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