被害者が反社会的勢力
『ハマベさん、この会社ってご存知ですか?』 それは1本の電話での問い合わせから始まる。
「ああ、そこね、反社会的な会社ですよ。困ったものですね。」
『そんなヤバいとこですか?』
「つき合わないほうがいいですよ。もし契約者だったら保険を引受けないほうがいいですよ。」
『事故報告した代理店が全部保険会社に任すと言ってきたので…』
「ええっ、実際に事故が起きてるんですか?」 …一番先に言って欲しい。
『実はそこで水漏れ事故を発生させた設備屋の契約で賠償責任保険で 今、見積金額が6千万円程来てるので調査をして来て下さい。』
「パス。」と言いたい。
賠償責任保険において、被害者が例え〇クザであっても、 弊社単独立会である。
揉めてしまい、再立会協定においてももちろん、弊社単独で再立会の 指示が来る。 何十年経っても、この状態は変化無しである。
保険会社の責任者が来る訳もなく、モラル事案の鑑定人単独立会は 恒常的な状態のままである。
過去にその様な相手の事務所に監禁されたことがあったが、 もちろん、誰も助けることは無く、自力で逃げてくるしかなかった。
ましてや長崎県に火災新種SCは無いから、遠方外注鑑定であるから その臨場感は全く伝わらず、弊社の自己責任で対応しなければならない。
殴られても、反撃してはいけない立場であるし、罵声を浴びても 言い返してはいけない等、こちらは法令遵守、相手はアウトローでOK。
こんな現場に義務的に弊社を派遣する保険会社もどうかといつも思うが、こんな『〇クザ案件』だからこそ、鑑定事務所が行くべきだという意見が多い。
まずは鑑定人に探りを入れさせるいう思惑がある。
そう、結局行かされるのである。 悲しいかな、これが現実。
令和2年4月14日
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