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  浮浪者の住む家 その4
浮浪者の住む家 その4

日本は単一民族では無い事は周知の事実である。
有名なアイヌ民族、琉球王朝の民、大和民族、ニブフ、オロッコ、渡来人、etc…
そして古来から定住しない山岳民族「山窩」(サンカ) がいる。
北海道には3回しか行った事は無いが、アイヌ民族の文化はそして
その民族の言語から取った地名は素晴らしい。
今現在は民族が殆ど同化してしまい、その習慣、風習、等々途絶えてしまっている。

話は横道にそれたが、当該不法入居者は浮浪者では無く定住しない屋敷を持つ習慣の無い山岳民族「山窩」(サンカ)の末裔ではないかと考える。

ロマンティストな小生は不謹慎ながらも、いろいろな想像を働かせながら
この非常事態を明るく乗り越える事にした。

なかば空家状態の家に浮浪者が勝手に居住していた事は犯罪である。
しかし、建物の内装を汚損させた事を民事裁判で訴えて勝訴しても、
おそらく、その修理代を浮浪者が払えずはずもない。
誰が考えてもわかる。

Police man said.
『まあ、被害届を出してもらうから○○署に来て下さい。』
この発言で非難の矛先は警察に向いた。

契約者said.「何を言っているのか!犯人を捕まえなさいよ。
       何の為の警察か!この税金泥棒が!」

…まずい、これは非常にまずい。
この怒りは小生に飛び火する可能性があると直ちに判断して、そこからそ~っと離れた。

契約者said.「ちょっと、保険屋さん、トイレ見たかぁ~!
       ボットン便所(非水洗)があふれとる。
       他の部屋はゴミ屋敷状態、
       この家の状態の修理代を保険で出してよ。
       その為に高い保険をかけとっちゃから
      (保険を付保してやってあげてるのよ、ボケ…と和訳)」

I said.『普通火災保険ですから、破損汚損は担保外です。
    トイレの汲取代も保険ではお支払不可能です。
    弊社は台風の被害の屋根瓦部分だけが対象と考えます。』

契約者said.
「そげんこと聞いとらん。保険会社の支店長ばここに連れて来い」
…その様な事は契約時に説明を受けていない。
保険会社の責任者を出せ…と和訳

I think.『家に鍵くらい掛けて東京に行けよ。鍵もかけないで、
     5年も空家にしたら、そりゃあこんな事になるよ。
     俺のせいかぁ!浮浪者に文句言え~』と頭の中で叫び、

現場調査3回目であり、損害は見たし、写真撮影も済んだ。
図面も書いた。寸法も測った。

I said.『警察の方もおこしですし、小生はここで失礼致します。』
と丁寧に頭を下げた。そして帰ろうとした。

契約者said.
「こら、お前、今笑っただろ!人の不幸がそんなに面白いか!」

  小生は笑ってないが、当たるところが無い契約者の怒りがまた小生に向いた。

もう知らない。
 せめて台風被害でお支払可能な部分だけでも説明したかったが
聞く耳をお持ちじゃない状態であるから、沸点から冷めるで
あろう後日、改めて話をしたかった。

令和3年2月26日


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