ある日の雨の現場立会…その2
大雨の現場調査中、小生の携帯電話が鳴る。 そう、保険会社からである。 今現在どうなのか? 契約者と会えたか? 24時間事故受付の安心ダイヤルに苦情が来ている。 ちゃんと契約者に説明しているのか? アポイントの時間を守れたか?
保険会社が来ていないからすぐ来いと言う苦情につき、 あいにくと保険会社は休日につき現場に行けないのでそこに来る 鑑定人と話す様にお願いしたが保険会社出て来いと苦情であるらしい。
代理店さんに連絡が取れないからとにかくあなたが契約者を落ち着かせろとの趣旨の連絡。
『了解しました。』と言い、すぐ電話を切り焼落した瓦礫の上を歩く。
この状況でこのタイミングで契約者のそばに歩いて行けない。
ひらすら、調査をする。大雨でカメラが故障したまま 仕方がないから、携帯のカメラで写真撮影。
また電話が鳴る。 契約者の苦情に対応してくれたか?
…今、それどころでは無い。危険な火災現場の調査中にもかかわらず 大雨なのである。
『あーっ』I said. 屋根の大波スレートの残骸が落下し小生の頭を直撃した。 肩にも当たった。
痛い、すごく痛い、頭はヘルメットで免災、かけていた眼鏡は破損し全損。
現場作業着,カバンは黒く汚れびしょびしょになり画板の紙は濡損著しい。
しかし仕事である。
この場所から避難したら、図面を作成していた作業が無駄になる。 頑張れ自分! 「ゴゴゴゴゴー」と地響きがした。
外壁小波スレートの穴から除くと、重機(パワーショベル)が工場の前に停車した。
あれ、、、今日解体するのかな?
それどころでは無い、このマシニングセンターの型式はどこだ?銘板はどこだ?瓦礫に埋もれた機械を調査中だ。 知らない。
『おーい、工場を解体するけん建屋から出て来―い』 と契約者が怒鳴る。
…聴いてないよ。 「保険会社に電話したら、工事を進めていいと許可が出たから すべて解体して更地にするから帰っていいよ。」He said.
『えーっ!』そんな馬鹿な。今、調査中じゃん。 …続く
令和3年4月8日
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