ある日の雨の現場立会その4…無過失責任について
ユンボ(パワーショベル)のオペは人の存在を不知で作業を始めたから無過失であるが、もし、小生が大怪我や死亡した場合、その責任を回避することはできない。 これを無過失責任と言う。
火災後の保険会社関係の対応にイライラしている契約者が業者に指示したならばこの契約者も責任を問われるであろう。
しかし、被保険者のこの対応で、鑑定人が十分な調査をしなかったとなると、後日小生が保険会社から叱責を受ける事間違いないと思った。
建屋内の写真撮影はなんとかなった。
しかし建屋内の全部の機械の型式はメモできなかった。 すぐさま、崖を挟んで対岸の山に登り、そこから望遠鏡で目視による調査を試みた。
人として、この契約者に文句の一つでも言いたいと考えたが、 後日、保険会社から弊社にクレームが来る可能性がある為 腹も立ったが、きちんと挨拶して帰社しようとした。
時を同じくして、代理店さんが急遽正月旅行から九州に帰ってきて 挨拶に来た。 物件は解体工事中で、もうどうしようも無い。
契約者が代理店さんを見た瞬間、怒る。怒る。 もう、巻き込まれたくないから小生は『それでは失礼致します。』と言って少し離れたところに駐車した愛車に向かった。
代理店さんsaid「あんた、名刺を下さい。あれ、何で長崎から来たんですか?」 …かくかくしかじかこういう事で… 「あのさ、こういう時の為にあんたら鑑定人がおるっちゃけんさぁ。 ちゃーんと年末年始も交代制かなんかで至急対応せんか。俺たちには 大事なお客さんを保険会社にまかせとっちゃから…」
だから今俺がいるじゃん…と思いながら、保険会社の指示で本日連絡を受け、本日長崎県から福岡県までの対応をした事を説明して挨拶して帰ろうとした時、小生の車を見て 「あんた、被災したところにこげなスポーツカーで来てからTPOっちゅもんば考えんか!」
その日(1月2日)は朝から自分の愛車の洗車で洗車場にいたから社有車の〇ローラに乗り換える暇が無かった。
大至急、プライベート車両で現地に向かったのである。
正月休みの朝7時に携帯に電話が掛かってきて、至急対応と言われると今乗っている車ですぐさま高速道路に乗ってきたと説明した。
ちなみにこの車は車好きの元ディーラー勤務の弟のスポーツカーを譲り受けたものである。(〇ヨタ社のソ〇ラ~今はレク〇ス扱いかな) …言い訳が通るわけも無く、
「弊社も本日は休みですから、自家用車で来ました。すいませーん。 失礼致します。」
と正月旅行を中断されて頭に来た代理店さんと別れた。
帰路の間、証拠隠滅の為に直ちに現場解体をしたかったのかなぁ? ひょっとして保険金不正請求か?自放火か?等と想像しながら… 事故日の大晦日は工場は無人のはず? 謎は深まるばかりであった…。
令和3年4月16日
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