鑑定人制度概要の裏話…その3
時は流れて、なんと平成6年~独占禁止法が業界の流行言葉になり 鑑定料(料金)の単価を保険会社で決めていたことが問題となり 自由化となった。 ちなみに弊社はこの時の単価のままで現在も鑑定料の請求をしている為、物価の問題と比較しても儲からない。
そして平成8年から鑑定人試験が①保険 ②建築 ③機械 ④電気 ⑤簿記 ⑥研究レポートの6科目に細分化された。
今まで提出した研究レポートはすべて無駄となり、 通信教育で合格した2科目の終了証はただの紙屑と変身した。
鑑定人の規則では保険販売の禁止(当たり前)であったが、 今は何でもOK,自由化,規制緩和で他の職業と鑑定人の兼業OK。
弊社の様に鑑定業務だけで専門にやることの厳守事項は抹消 されている。
A課長の目指していた方向と異なり、法律に触れなければ何をしても OKの風潮である。
適正払いの為に真面目に鑑定業務に取り組んでいる弊社は時代遅れ となっている。
個人情報保護の為に書類の持出し禁止やパソコンの社外持出し禁止と 徹底していたが、今は政府の要望で保険会社自体がテレワークやリモートと呼称し、会社のパソコンを自宅に持ち込むしか方法は無い。
弊社はパソコンを持ち出さない。 …だって、そんな事したら、鬼の首を取ったかの様に保険会社が弊社をいじめて、出入り禁止にしてくからに他ならない。
その事がその人の出世に繋がるから必死で弊社を責めるであろうと 予測がつくし、過去に○○海上の所長にやられた。 弊社を出禁にした後、本店へと栄転なされた。
出禁の理由は弊社のパソコンがノートパソコンでありパスワードが3重ではなかったというそれだけの理由であった。 …もう12年経過したが、あなたの顔は一生忘れないぞと思う小生。
時は流れて… さて、鑑定人を散々いじめたA氏も既に退職なさり、保険会社も 鑑定事務所に意見をすることはあっても、鑑定人を保護したり、 守る行動も無く、大規模な広域災害が発生しても 行き当たりばったりの鑑定人確保で人手不足は解消していない。
散々厳しい事ばかり押し付けていたA氏も長い目で見れば正しい部分も あった様な気がする。
保険業界は鑑定人の存在を重要視していないという事を昭和の時代から教えて下さったと鑑みれば、今現在の鑑定人は開眼して、もっと冷静に仕事すべきであろう。
どんなに一生懸命働いてもモラルリスクを排除しても、反社に危険な目にあわされても、助けてくれない、評価されない、捨て駒的な存在なのであるから…
悲観的に考えずに現実を直視して、受け止めて、気楽にやりましょう。
令和3年7月1日
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