家財契約についての一考察 誹謗中傷ばかりして来る御仁達へのレクイエム 家財の被保険利益について何ぞやと考えると不動産である建物と異なり 複数の動産を1式で引受けている特徴がある。 因みに戦前(1914年)は日本動産火災という保険会社が存在し動産契約を中心に 保険商品を販売していた。 現在は東京海上火災社と合併しているが日動火災の社名の由来は日本動産火災の省略形である。
所有権やその目的の範囲は新陳代謝の頻繁な家財である為、複雑怪奇である。 保険契約者または被保険者が1人でも『被保険者と生計を共にする同居の親族』 の家財も保険の目的に含まれる。 従って、居候の家財は目的外として支払い不可である。 内縁の妻の家財は昭和の時代によく議論して『ケースバイケース』という素晴らしい 隠語でごまかされてきた。
また、とある文献では『別居中の長男の残存家財は目的外であり、保険証券に明記して契約すべきである』と記載がある。 印刷物に弱い保険業界は文献に活字で印刷された文言は正しいと言われる。 小生が実家に置き去りにした青春時代の家財は実父の名義で家財の保険に加入しているが、損害が発生してもこれは目的外で支払いの対象外となる。 実務としてこの様な議論は保険会社と鑑定人の間で話し合う事は皆無である。 残念ながら保険会社の担当者のほうが立場が強く、鑑定人の意見に耳を貸さない傾向は否定できない。 鑑定人が保険会社から仕事を貰っているから当たり前かもしれない。 各保険会社の商品開発部が様々な商品の販売をしているが、実務上の問題点は解決されておらず、鑑定人サイドが気を付けて保険会社に提言申し上げるしかない。 芸子の三味線は営業用什器備品か家財か? スナックのマッチやライターは営業用什器備品か?商品か?等もう誰も議論していないでしょう。 今風に言うとミュージシャンのギターは家財なのか什器なのか? 小生の大好きなボンジョビのギターは家財なのか什器備品なのか? 謎は深まるばかり…… 62歳の小生、適正払いの中で今も奮闘中、思案橋、いや思案中。 令和7年3月12日
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