奄美大島の現場立会その4 喜界島へ
奄美大島空港から飛行機で喜界島空港へ移動した。 住宅では無く工場物件の立会調査である。 企業情報の保護の観点から社名はふせるが製糖工場であった。
南国のサトウキビ畑で採れたサトウキビを加工して砂糖にする。 『サトウキビから味の素』というキャッチフレーズの工場では無く、 別の会社である。
喜界島は平坦な島であり宿泊先の喜界第一ホテルからすぐの場所であった。
立会前日にホテルに宿泊し夕食をとる為ホテルに事情聴取した。
ここから10分程のところにレストハウスがありますと言い、レンタル自転車を 貸してくれた。 行ってみると普通の喫茶店であった。 店名は忘れたが、味は一流で格安のお値段。満足した。 近所の商店街に文房具店を発見して文房具を購入、なんだ、別に 普通の町じゃないかと思った。
ホテルではテレビも見れるし名瀬市と変わらない状況。
翌日、代理店の○○物産のビジネスウーマンが福岡市から来ていた。
喜界島の工場は大手商社が取引先でその商社が代理店でもあった。
工場長と代理店のエリートウーマンと小生で現場確認をしていたが現場の敷地が広すぎる。 昨日の商店街とのギャップがすごい。
そして膨大な敷地のサトウキビ畑の横に工場が所在する。 蒸し暑くカンカン照りで太陽光線が肌にささる。 そこに天使が降りて来た。 にわか雨である。 現地ではスコールと呼ぶらしく、パーッと降ってすぐ止んだ。 その冷却効果は素晴らしく、雨に濡れても爽やかな印象であった。 年上のビジネスウーマンと喜び笑顔になった。 対照的に 現地の工場長はスコールに慣れていてなんとも反応が無い。 高学歴で一流商社のこのご婦人の年齢は確か小生より20歳くらい上であった。 もう今は退職なさっているだろう。 『私は文系の大学を卒業して企業に就職したのだが、今回みたいに あちこちで工場物件を担当しているから、出張ばかりでやっている事はまるで理系の男子と同じ…』とおっしゃる。
…製糖工場の敷地で言われても…
…下手すれば自分の母親と言っても過言ではない年の差
事務所で打ち合わせをして構内配置図をもらい、損害の仕分け作業をして解散した。 後日この婦人と福岡の直方の別の事案で工場に同行するなんて当時思ってなかった。 令和7年3月25日
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